令和二年九月吉日、栃木県栃木市の星宮神社に参拝しました。
向拝の龍。
裏へ廻ります。
まずは右面から。
力神さまが屋根を支えていました。彩色はほとんど剥離してしまっています。
胴羽目は二十四孝から郭巨。老齢の親を養うため口減らしに子供を埋めようとしたらお宝ザックザク、というお話。家で写真を見たらピンボケかと思いましたが、これは木の劣化の為。拡大すると木目までちゃんと写っています。脇障子は欠損。
背面は近代的にサイディング仕上げ。
左面。
力神さまが凛々しいです。
胴羽目は二十四孝から楊香。山へ入ったら虎が出て来たので、私を食べて父を助けてと天に願ったら虎は行ってしまった、という話。
竹林の虎。アイーン。
地紋彫りも施してあって、できたばかりの頃は結構豪奢な神社だったんだろうな。
どこもそうですが過疎化と氏子減少のために資金不足なのでしょう。劣化が残念な神社でした。
刺青師・龍元
223(2020.10.12)
コメント
onijiiです。
素晴らしい作品なのに、もったいない!
特に虎は絶品!!
作者の遊び心に拍手!!!パチパチパチ(笑)
力神は陽も当たらないし雨にも濡れないので状態が良いですね!