竹林の七賢 [露垂根神社] 栃木県

竹林の七賢 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年九月吉日、栃木県佐野市の露垂根つゆしね神社に参拝しました。

露垂根神社拝殿

御由緒

天慶五年(942)藤原秀郷安芸国厳島神社あきのくにいつくしまじんじゃを勧請

慶長年間(1596−1615)現在地に遷座
御祭神 市杵島姫命いちきしまひめのみこと


裏へ廻ります。

露垂根神社拝殿
露垂根神社御本殿

胴羽目は三面合わせて「竹林の七賢」でした。

竹林の七賢

脇障子は裏から見る構図で「竹林の虎」。虎がそっぽ向いてます。いつも思いますが、これは左右入れ替えると全体的にもっとまとまりが出ると思います。素人の感想です。

竹林の七賢

おお、笛吹き様がいました。あなたは竹林の七賢の一人だったのですね。ここの前に参拝した羽黒神社の背面にいらっしゃったのも貴方でしょうか。

竹林の七賢
露垂根神社御本殿

彩色も限られた色数ですが、丁寧に塗られていますね。ベストではありませんが、大事にされているのだと思います。

刺青師・龍元

206(2020.09.24)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    虎の向きは、なるほどと思いました。
    「みんなに気に入ってもらえるかしら?」と、
    色を塗るときは相当な緊張感でしょうね。(笑)

    刺青は相当な誤解があるようですね。
    自分も誤解してました。済みません。
    さぞかし肩身が狭かったとお察しします。

    表現するところが生身の体ですから、一つ一つ
    の工程が真剣勝負ですね!

    広く認知されることを願ってます。

    • 龍元 より:

      その緊張感が堪らないんでしょうね。

      倒錯してますが
      「日陰育ちのひねくれ者、
      お天道様に背中を向けて歩く、
      馬鹿な人間でございます」
      なんて斜に構えてイキがる文化もありますから、
      刺青は秘密のままが良いんだっていう意見も分かるんですけどね。。。

      逮捕されちゃかなわないっス。

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