令和七年四月中旬 埼玉県深谷市の冨士神社に参拝しました。

創建年等不詳。

拝殿内部。

御本殿を見ていきます。

正面扉脇の龍です。

超絶技巧という訳ではありませんが 一流の彫師の作品だと思います。

脇障子の猛禽。

右面です。

胴羽目は 孔雀の番に牡丹です。

孔雀は阿弥陀経の中で 白鵠 鸚鵡 舎利 迦陵頻伽 共命 と共に六霊鳥の一に数えられています。

勿論 阿弥陀経を読んだ事は無いので 受け売りです。

形の良い牡丹。

腰羽目には 単に松の木と地面がありました。

背面です。

胴羽目は鳳凰。

写実的な右面胴羽目の孔雀と比べると 割と図案化された造形です。

腰羽目は鶏の番とひよこです。

左面。

左面胴羽目だけ なぜか鳥ではなく 麒麟です。

脇障子や腰羽目が鳥だったので 麒麟が浮いている様に感じてしまいますが 胴羽目3点 孔雀・鳳凰・麒麟 で霊獣繋がりという事かも知れません。


腰羽目は猛禽。

脇障子の猛禽。

正面扉脇の龍。

飯田岩次郎の龍に似ている様な気がします。

周りにある小さな社はただ置いてあるだけなのでしょうか。まあ御魂が入っている様な感じではありませんね。でもお焚き上げするにしては長い事放置されている様な。。。三方も使われている形跡はありませんね。

紙垂と榊は 新しくはなかったですがボロボロでもないし 誰かが来てはいるのでしょう。氏子の減少で人手が足りないのはどこも同じですね。
刺青師・龍元
046(2025.06.23)
コメント
onijiiです。
数年前に参拝しましたが、強く印象に残っています。
素晴らしい彫刻ですね。
できる限り長く残って欲しいです。
あと20年で全国の寺社が半減すると言われてますが、ここも無くなってしまうのでしょうか。祀る人がいなくなれば建物だけがあっても、すぐに廃れてしまいますね。
できる限り長く残って欲しいですね。