令和二年十一月、千葉県匝瑳市の日枝神社に参拝しました。
安久山円静寺の境内を抜けた奥に鎮座します。
とても静かです。
正面扉の脇板には梅の木がありました。
向拝の龍。
脇障子は千葉県に多い斜めに付いたタイプ。
左面胴羽目は爛柯。仙人の烏鷺とも言います。烏鷺というのはカラスとサギで白と黒、つまり囲碁の事です。木こりが仙人の囲碁を観戦していて、ふと気がつくと斧の柄が朽ちる程時間が経っていたという不思議な話。
背景に地紋彫りを施した、割と浅めの彫りです。
背面には背中で吠えてる唐獅子牡丹。
額には「明治三十七年」とありました。
胴羽目は司馬温公甕割り。
大切にされている様ですが、ここも大分劣化が進んでしまってますね。
刺青師・龍元
288(2020.12.17)
コメント
onijiiです。
背景が地紋彫りは初めて見たような気がします。
珍しいですね。
匝瑳市(そうさし)は難読地名ナンバー1ですね!
読めませんでした!!
「そうさしでいいの?」「そうさ」(笑)
そうですか?背景に地紋彫りは浅い彫りの胴羽目には割と良くあると思いますけど。。。
匝瑳市は読めませんね。私も以前はPCで打ち込む事も出来ず毎回コピペでしたが、今回やっと覚えました。
座布団一枚取り上げますね。