令和二年七月吉日、群馬県中之条町の大國魂神社に参拝しました。
御由緒
嘉永四年(1851)旧須賀神社本殿再建
明治四十四年(1911)須賀神社跡地を有志が買い取り社殿修繕、日清日露戦争の英霊を祭祀する
大正十二年(1923)吾妻郡八町村の英霊殿となる
昭和二十七年(1952)大国魂神社と改称
祭神 護国英霊
変わった形の社殿です。
中を覗くと、御本殿が真ん中に鎮座していて、左右から挟むように拝殿?が配置されていました。
こりゃ凄い!
軒裏にまで瑞雲の彫刻が施されています。これは珍です。
今までに行った神社で軒裏に彫り物があったのは、覚えている限り、同じく群馬の月夜野神社と栃木の根本山神社本社の二社だけです。
浜床下の蹴込板にも彫り物。木階にまで地紋彫り。
向拝周り
唐破風下の彫り物は、遠目には甕割りかと思ったんですが、よく見ると「猩々」でした。
中備は「高砂」、水引虹梁は「波に亀」。これはもう虹梁の役目を果たしていませんね。持送りには「波に千鳥」。
向拝柱には「栗鼠と葡萄」がありました。
脇障子は「黄石公」の様に見えます。
こちらは「張良」。
もっと良く見えるんじゃないかと思って裏へ廻りましたが。。。格子には網とプラ板が張ってありました。
下の網だけの部分から見上げる様に縁下の彫り物。
左面の軒下。龍頭もかなり緻密な彫りに見えますね。こりゃあ海老虹梁も大変な事になっていそうです。
後で写真を見ると、上の方は割と透明なので背面胴羽目くらいは見えたかもしれませんが、この時は気が付きませんでした。大分疲れていた様です。
〜追記(2022.12.01)再訪しました。
追記終わり〜
相当緻密な彫り物の様なので、是非とも間近で拝観したいものです。
刺青師・龍元
178(2020.08.24)
コメント
onijiiです。
うわーっ!ここは凄いですね!
神社というよりは、芸術作品のよう!!
丹精込めて彫ったんでしょうね!!!
見たいけど、遠い・・・。(笑)
遠いですよね。ここは新潟遠征の帰り道に寄ったのですが、普段だったらそう易々とは行けない距離です。
なので背面胴羽目に気が付かなかった事は本当に残念ですが、まあこんな事は良くある事ですよね。
いつか開放される事が有るかも知れないので、その時を楽しみにします。