令和六年十一月上旬 千葉県千葉市の坊辺田水神宮に参拝しました。
拝殿です。
御本殿には屋根が架けられています。
御本殿向拝。
中備は龍です。
なかなかシブいです。
正面扉は高砂 脇板は鯉の滝登りでした。脇板の鯉は両側とも昇りです。
「お前百まで。。。
。。。わしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで」
御本殿右面。残念ながら胴羽目に彫刻はありません。
妻壁には「水」の文字。
斜めに付いた大きめの脇障子は 養老の滝伝説です。
「孝行息子の源丞内が足を滑らせ谷に落ちた。そこには酒香のする滝があったので 水筒に汲んで持ち帰り老父に飲ませた。すると老父はすっかり若返った」という話。
右面です。背面に彫り物はありませんでした。
こちらも妻壁に「水」の文字。
脇障子は勅使です。
「不思議な水の出来事が都に伝えられると 元正天皇は勅使をこの地に遣わした。
帝は「老を養う若返りの水なり 天下に大赦して霊亀三年を改め養老元年と成すべし」との詔を出し 年号を養老と改めた」
高砂に養老の滝なんて 長寿のご利益がありそうです。
胴羽目が無いのは残念でしたが 胴羽目の様に大きい脇障子と 脇障子の様に立派な扉の彫り物は 十分に見応えがありました。
刺青師・龍元
091(2024.11.23)
コメント
onijiiです。
3年ほど前に参拝しました。
人物が彫られていることを
チェックしました。
題材が分かるようになると、
楽しみが増しますね。
おかげでリストが充実して
きました。
ありがとうございます。
勅使の方だけだと???ですが、これは源丞内とセットですね。
この辺りの神社は脇障子が大きくて充実してますね。