令和四年八月下旬 群馬県高崎市の榛名木戸神社に参拝しました
寛政年間(1789-1801)本殿建造と推定
御祭神 火産霊神 埴山姫命
ここも榛名神社の分霊社の様です 御本殿は覆屋の中でした
細かい金網です
向拝の龍
子引き龍です
海老虹梁も龍の親子
↓これはスマホで撮った写真 スマホカメラのレンズより少し大きい位の網目なので なんか節穴から覗いているみたいです
デジイチで撮るとこんな感じ レンズを密着させると網はほとんど見えなくなります おかげでレンズの胴はキズだらけです もちろんプロテクター付けてます 胴羽目は黄石公と張良
「先生 沓を落としました」
「そんなんじゃ ダメダメ もう一回拾って来なさい」
「ブッ飛ばしたろか」と思いながらも辛抱強い張良
「兵法書あげるの どうしよっかな」と意地悪顔の黄石公
脇障子は高砂の尉
背面です
胴羽目は天岩戸
主役の天照大神 須佐之男命の狼藉に腹を立て 岩戸に篭ってしまいます
準主役の天宇受売命 楽しそうに踊って天照大神を誘い出す役目
もう1人の主役の手力男命 天照が隙間から覗いた瞬間に扉をこじ開けます ピエロの襟巻きみたいなのはヒゲでしょうか
完全脇役の鼓笛隊 頭には緊箍児を嵌めてます 孫悟空みたいですね
八咫鏡を持って立ち尽くす 布刀玉命 もしくは 天児屋命
何が気に入らないのか かなり不機嫌そうです
この顔↑には見覚えがあります 同じく高崎市の柳原馬頭観音堂↓に似た彫り物がありました 同じ彫師でしょうか
焚き火を消そうと岩を持ち上げる手力男と 身を傾げて火を見つめる天照 他の皆の視線も焚き火に集中しています 上手く消せるかな?
そんな話だったっけ?
左面です
脇障子は高砂の嫗です
胴羽目は応神天皇誕生
「これからは君の時代だよ 必ず君を帝の座に就かせて見せる」と言っている様な感じの武内宿禰
「この男について行って本当に大丈夫なのかしら」と不安げな神功皇后
こちらも海老虹梁は子引き龍ですね
神さま茶化してごめんなさい
刺青師・龍元
118(2022.09.25)
コメント
onijiiです。
セリフが入ると、題材の場面がリアルに
伝わってきます。
彫刻鑑賞が楽しくなりますね。(笑)
ハハ、眺めていると彫刻が勝手に話し始めます。
でも、知らない人が読んだら話の内容を誤解してしまいますね。