今日も暑かったですね。久々の休みに刺し棒を作りました。いつもは黒檀紫檀で作りますが今回は竹製です。
材木屋さんから取り寄せた孟宗竹。自分でサイズを指定しておきながら、届いたものを実際に見ると本当にデカイ!
孟宗竹
スーパーで普通に売っているタケノコが孟宗竹ですね。中国江南地方原産で、直径15cmくらいになるので肉厚です。そこらの山に生えているのはもっと細いので日本の在来種でしょう。
日本には京都海印寺の道雄上人が唐から持ち帰った、曹洞宗の開祖・道元禅師が宋から持ち帰った、など諸説あるようです。
二十四孝 孟宗
孟宗竹の名前の由来の孟宗というのは、中国三国時代の呉の人。ある冬、年老いた母が病気になり、好物のタケノコが食べたいと言った。孟宗は竹林を探したが、真冬にタケノコがあるはずもない。孟宗は泣きながら雪を掘った。すると、雪が溶け、土の中からタケノコが沢山生えてきた。孟宗はそのタケノコで熱い汁物を作って母に与えた。と言う親孝行の話。結構無茶な孝行話を24集めた二十四孝の話の一つ。
刺し棒製作
とりあえず、ノコギリで三分の一くらいの長さにカット。
それから縦にカット。ナタとトンカチを使うと正に竹を割るようにカットできます。六分の一で12本取れたから、全部で72本の刺し棒を作る事ができる計算です。
黒檀や紫檀と違って削りやすいな〜♪( ´▽`)
紙やすりで表面を整えたら、例のごとくウルシ塗り。10〜20の工程を重ねるので1〜2か月掛かります。
完成したらまたアップします。
刺青師・龍元