令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二十五社目、茨城県常陸大宮市の鹿島静神社に参拝しました。
創建年不詳。茨城県神社庁のサイトでは、ただ単に鹿島神社とだけ記載がありました。
裏へ廻ります。
御本殿は雨ざらし。
正面唐破風上には赤目の面がありました。牙はありますが角がありません。
脇障子は左大臣。
胴羽目は唐獅子です。多分。
大棟鬼板にも面がありました。こちらも牙がありますが、角はありません。
どことなくユーモラス。
背面です。
胴羽目は右三つ巴紋。
左面です。
大棟鬼板の面。
なんか外科手術で頭蓋を開けてまた閉めたみたい。
胴羽目は獏。
脇障子は右大臣の筈ですが、反対側に比べてこちらの方が貫禄があって左大臣みたいです。
脇障子の上には、ゴロニャンと丸くなる猫ちゃんなのかと思ったら龍でした。
正面唐破風上の赤目の面は毎日毎日真っ直ぐ前を見つめています。
刺青師・龍元
025(2022.02.17)
コメント
精巧な彫り物はもちろん好きですが、こういう素朴な彫り物も好きです。胴羽目彫刻なら何でもOK病な私です。
胴羽目病は感染しますね。濃厚接触しなくても、ネットを通じて感染します。
onijiiです。
牙があったんですね。
猿面かと思ってました。(笑)
北茨城市の花園神社には、拝殿に3つ、
本殿に1つ猿面があります。
他では見たことがありません。
正面の面は髪の毛があったのですが、側面の面は二つとも脳外科手術の跡がありますね。元々は角が有った可能性も捨てきれませんね。
花園神社はリストに入っていますが、今回は時間の関係で涙を飲みました。師匠にこの界隈の神社を新たに教えて頂いたので、いつか行ってみます。