令和三年九月下旬、栃木県芳賀町の祖母井神社に参拝しました。
久安元年(1145)創建
明和七年(1770)本殿建造
御祭神 彦火火出見命 木花開耶姫命 素佐之男命
裏へ廻ります。
彩色が綺麗な煌びやかな御本殿です。
私は広角レンズを持っていないので、全体を撮ろうと引きで撮るとどうしても網が写り込んでしまいます。
二重虹梁間には飛龍。応龍とも言います。
目の覚める様な白の胴羽目。
脇障子は、「一絃琴を弾ずる毎に即ち百禽飛来する」という玉巵弾琴。他の彫り物とは違って単色です。
背面です。上の方には鶴や亀などの吉祥図柄が施されています。
左面です。斗栱間には山鵲。
二重虹梁間には飛龍。私は勝手に前期型・後期型に分類していて、これは前期型です。
脇障子は「仙術を得てよく人の病を治す」といわれる董奉。なぜ脇障子も綺麗に塗らないのだろう?途中なのかな?
向拝中備には龍です。
地紋彫りが眩しい神社でした。
刺青師・龍元
134(2021.10.28)
コメント
onijiiです。
以前、宇都宮に単身赴任してました。
「うばがい」とは読めませんよね。
知るまでは「そぼい」と・・・。(笑)
栃木県には3面とも地紋彫りの神社が
10社近くありますね。
彫り師の修業は地紋彫りから始まる
そうですね。
単身赴任ですか〜。自由気ままで良さそうなイメージですが、実際はどうなんでしょう。私は旅仕事をしてた事があって楽しかったですが、旅とは違いますよね。
修行は地紋彫りから始まる。そうでしょうね。鑿使いの正確さが問われる仕事なのでしょう。