令和三年三月、長野県佐久市の伴野神社に参拝しました。
なかなか雰囲気のある参道です。
創建年不詳
御祭神 建御名方命 譽田別命
拝殿内部。
裏へ回ります。覆屋はありませんが、御本殿に直接網が張ってあります。
現場では気が付かなかったのですが、家で写真を見ると鬼板部分に鬼面がありました。佐久と言えば鬼面なのにうっかりしました。
ここら辺には少なくとも2系統の鬼面師がいたと思いますが、これはその1系統で、安土部神社などの鬼面を作った人もしくは工房の作品だと思います。
う〜ん、この網の張り方は。。。
胴羽目は松に鶴が二羽。レンズを密着させると網は消えますが、胴羽目に近すぎて広角レンズでないと全体が写りません。スマホで撮れば良かったかも。
海老虹梁の龍。大隅流っぽいですね。右側には阿形が来る事が多いですが、ここでは吽形。
なんと、背面は網がもっと近い!
網が写るのは仕方ないと諦めて、なんとか手動でピントを合わせて。。。
左側の胴羽目。これは錦鶏でしょう。
中央の胴羽目。左側の鳥は鶏ですが、右側の鳥は分かりません。
右端の胴羽目。これも錦鶏ですね。
左面。
こちらは竹に鶴が二羽。
海老虹梁の龍。阿形です。
鬼面に大隅流っぽい龍と鳥の胴羽目。典型的な佐久市の神社ですね。
刺青師・龍元
051(2021.03.30)
コメント
onijiiです。
鬼面ありがとうございます。
佐久市は鬼面の宝庫ですね。大流行ですね。
先輩方他からの情報は、27ヶ所にもなりました。
夏場に泊りがけで行こうかと考えてます。(笑)
金網を張った寺社に遭遇することがありますが、
目的は鳥除けなんでしょうか?
この張り方は胴羽目探求道泣かせですね。(笑)
佐久市は局地的には栃木県佐野市よりも密度が高い地域がありますね。鬼面好きには堪らない地域だと思います。
金網は鳥除けでしょうね。巣を作られたりするとフンだらけになりますからね。