お色直しをしてまだ間も無い [八幡神社] 埼玉県

御本殿背面 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年四月吉日、埼玉県深谷市の八幡神社に参拝しました。

八幡神社鳥居
八幡神社拝殿

御由緒

天文十九年(1550)石清水八幡宮を勧請
正徳年中(1711〜16)現地へ遷座
御祭神 品陀和気命(ほんだわけのみこと)

御本殿

裏には近年お色直しをしたと思われる御本殿がありました。

八幡神社御本殿

右面。

御本殿右面
唐子の重陽

背面。

御本殿背面
唐子の凧揚げ

左面。

御本殿左面
唐子の獅子舞

胴羽目は三面とも唐子絵。彩色が綺麗ですね。

ところでこの唐子絵、当の中国には無くて日本独特の物だと読んだ事があります。江戸時代には中国は文化の進んだ国で、庶民にとっては見果てぬ憧れの国。異国の子供たちが素敵に見えたのでしょう。しかも、実際のモデルは朝鮮通信使だったなんて話もあります。

刺青師・龍元

076(2020.04.24)

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