令和五年四月中旬 長野県長野市の源関神社に参拝しました。
御祭神 建御名方命 八坂刀売命 事代主命
残念ながら覆屋が完全密閉型で御本殿を鑑賞する事はできませんでしたが 長野市文化財データベースによると宮彫りは全く無い様です。
その代わり 拝殿向拝には流麗な子引き龍がありました。
この精密さを見れば これは江戸末期から明治にかけて もしくはそれ以降の製作でしょう。←ってほぼ何も言っていないのと同じ。要するに何も分かりません。
水引虹梁の裏や 木鼻の下なども入念に探しましたが 銘の様な物はありませんでした。
子龍の方は巻き毛です。
ヒゲと巻き毛が絡まってます。
親龍と子龍が複雑に絡んでいて 体の流れがちょっとわかりにくいのですが 扇形の鱗が子龍 菱形の鱗が親龍の体です。
トゲトゲはかなり鋭角に尖っていて繊細に見えます。
が この角度から見ると実はかなり厚みがあり これで見た目の繊細さと強度を両立させているという事がわかります。
真下から見るなよ! って思ってるかな。。。
もちろん木鼻の獅子も一級品です。阿形。
吽形。
御祭神から考えると ここは諏訪系の神社なのでしょう。直径40cm高さ10数メートルの見上げるほどの御柱が立っていましたが 時々ミシミシミシッと軋む音がして少し不気味でした。
刺青師・龍元
057(2023.05.13)
コメント
なんだ惹かれますね!! 波に千鳥の 波は、龍がいるからか?かなり荒れている感じですね。
お早う御座います 錺さん
ここは龍が素晴らしく良かったので夢中で写真を撮りました。
水引虹梁の波千鳥もダイナミックで良いですね。
上田市の横尾神社の向拝と似ている気がします。