令和二年六月吉日、長野県茅野市の豊郷神社に参拝しました。
参拝を済ませて裏へ廻ります。
御本殿右面
ガラス窓+金網。網が細かいので、指を突っ込んでガラスを拭こうにも、小指の頭が触れるか触れないかという所。周りに砂利の様に見えるのはガラスの汚れです。
海老虹梁の龍。おお、この龍は大隅流では?
胴羽目は「養老の滝」だと思います。
妻には「力神」がいました。その下には「波に兎」。ガラスはカメラを斜めに撮ると背後の景色が写り込んでしまいます。
御本殿背面
脇障子は上手く撮れなかったのですが、裏から見ると猩々か何か、人物系に見えますね。
胴羽目は「諫鼓鶏 かんこどり」。帝が門前に諫鼓(太鼓)を置いて、政治に不満がある時には人民にそれを打たせて、その訴えを聞こうとしたところ、良い政治を行った為に諫鼓を打つ者が無く、鶏の遊び場になってしまった、という中国の故事から。「暇で閑古鳥が鳴く」という言葉の語源とも言われています。
御本殿左面
海老虹梁の龍。
胴羽目は「麒麟と鳳凰」です。たまに見かけますが、この構図に何か謂れがあるのかどうかは分かりません。
こちらの妻にも「力神」。
長野県はガラス窓+金網が多い気がしますね。どちらか一つにしておいてくれればなぁ。
刺青師・龍元
155(2020.07.24)
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