令和八年一月中旬 栃木県佐野市の鞍掛神社に参拝しました。

文治二年(1186)創建
御祭神 鵜葺屋葺不合命 天児屋根命 戸矢子七郎有綱朝臣命

御本殿に架けられた屋根が非常に立派。柱が太いです。

御本殿は彩色彫刻で飾られていました。

大瓶束には力神さま。阿形です。

白く見えますが 元は青かったのだと思います。

手も足もそれぞれ指が5本ずつ。角も無いので 私の分類では力士型力神。

脇障子には 牡丹に眠り猫 がありました。

胴羽目は 大暴れする 三上山(滋賀県野洲市 標高432m)の大蜈蚣。

山を七巻きする程の とてつもない大蜈蚣と伝わります。

背面です。

胴羽目は 俵藤太藤原秀郷。

ある時 近江国瀬田の唐橋に大蛇(龍)が横たわり 人々は怖れて橋を渡れなくなりました。

そこを通りかかった俵藤太。臆することなく大蛇を踏みつけて渡ってしまった。

大蛇は 実は琵琶湖の龍女の仮の姿。「あなたの様な豪胆なお方を探していました」

「一族が三上山の大蜈蚣に苦しめられているのです」と 藤太に蜈蚣退治を懇願しました。


左面です。

胴羽目は 秀郷に贈られた三種の土産。

大蜈蚣退治の御礼に 琵琶湖の龍神は秀郷を龍宮に招き 三種の土産 米俵・刀・釣鐘(伝説によって違いあり)を贈りました。

三種の土産の一 米の尽きない米俵。

三種の土産の一 刀。蜈蚣切と呼ばれ 今も伊勢神宮に伝わります。

赤銅の釣鐘。三井寺に奉納され 後に「弁慶の引きずり鐘」の故事として知られる様になります。弁慶も凄いけど この龍宮の人も一人で鐘を持ち上げて海を泳ぐなんて凄い。


脇障子は 鯉の滝登り。

大瓶束の力神さま。

吽形ですね。

このパンツには見覚えがありますね。

近隣の八剣神社の力神さまや

示現神社の力神さま も似たパンツをお召しになっています。

どんな人が彫ったのかなぁと想像するのも楽しいものです。
刺青師・龍元
023(2026.04.11)

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