電話噺第6弾

fuji いろいろ
fuji
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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早いもので今日から12月。世の中せわしなくなって来ましたね。

今日は数年前の話です。

前にも書きましたが、私は外出中や帰宅の際には、刺し場に掛かって来る電話をiPhoneに転送しています。

ある日の夜中の3時頃、電話がなりました。
「今日空いてますか?」

非常識にも程があります。

電話で料金を値切られて
「安くて下手くそな彫師紹介しようか?」
と返した知り合いの彫師が居ましたが、夜中の3時に起こされて働かない脳みそでは咄嗟に上手い返しも思い付かず、電話の向こうの得体の知れない奴に怒鳴ってもどうにもならないので、黙って電話を切りました。

iPhoneには時間によって掛かって来る電話を限定出来る機能があるので、それ以来、夜11時以降着信出来る電話は家族に限定しています。

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