下書きです。まず朱墨で大雑把な輪郭を描いてから黒墨で下書きをします。
![雲龍九郎下書き](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/unryukuro2201.jpg)
途中でお客さんに何度も確認してもらいながら描いた下書きに沿って針を入れて行きます。
![雲龍九郎すじ彫り開始](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/unryukuro2202.jpg)
このお客さんは元々は鯉の滝登り伝説 鯉→化け鯉→飛龍→龍 を希望。膝の前面に鯉、裏ももからお尻にかけて化け鯉と飛龍が入っていて、背中には龍を入れる予定でした。が、腰下を進めているウチにどうしても人物を入れたくなった様です。
![雲龍九郎すじ彫り途中](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/unryukuro2203.jpg)
そこで、龍にまたがる妖術師・雲龍九郎か、琴を奏でて龍を操り四海を飛行する玉巵弾琴が良いのではないか、と提案しました。
![鱗](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/unryukuro2204.jpg)
細かい部分と太彫りを終えてすじ彫り完成。着物の柄は後で相談しながら進めて行きます。
![雲龍九郎すじ彫り完成](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/unryukuro2205.jpg)
広い背中に迫力の雲龍九郎が入りました。今回はマシンを使った筋彫りです。
仕上がりが楽しみです。
仕上がりました。
刺青師・龍元