ある時 関東のとある社に参拝しました。
ここは御本殿が見えないという事でしたが ダメもとで来てみました。すると 割と大きな隙間がありました。
右側胴羽目は梅妻鶴子。宋代の詩人 林和靖です。何枚も撮って家で合成。
梅と鶴をこよなく愛したと伝わります。
山園の小梅
衆芳 揺落して 独り嬋妍(ここでは梅の事)たり
小園にて 風情を占め尽くす
疎影 横斜して 水 清浅
暗香 浮動して 月 黄昏
霜禽(ここでは鶴の事)下らんと欲して 先ず眼を偸む
粉蝶 如し知らば 合に魂を断つべし
幸に微吟の相い狎るべき有り
須いず 檀板と金樽とを
背面はナント 窓が外れていました。
胴羽目は唐子の竹馬遊び。
着物には細かい柄が描かれていた様です。
左面です。
胴羽目は李白観瀑。
唐代の詩人 李白です。
望廬山瀑布(廬山の瀑布を望む)
日は香炉を照らして 紫煙を生ず
遥かに看る瀑布の 前川に挂かるを
飛流直下 三千尺
疑うらくは是銀河の 九天より落つるかと
刺青師・龍元
029(2024.03.22)
コメント
2019年に参拝した時は、向かって左側面と背面は 障子が破れていたのでそこから中を覗く事が出来ましたが、右側は障子が破れていなかったので、確認することができませんでした。
右の胴羽目彫刻の合成写真、マニアックですねぇ!!(誉め言葉)
背面は窓が外れていたとの事、管理されていないのですかねぇ~、まぁ時代の流れですね。
背面胴羽目を良く見られたのは嬉しいですが、早く直して欲しいですね、と勝手な事を言ってみます。雨が吹き込んでしまいますからね。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
onijiiです。
寂れ具合がたまらないですねえ。
歴史を感じさせてくれます。
錺様
関東のとある神社。
これだけの情報で所在地を特定
してしまうとは、凄いですね。
かいもく見当もつきません。(笑)
onijiiさん こんばんは
寂れた彩色も良いもんですね。
onijiiさんは数千社回ってますからね。それに、頂いたリストには前からのみとなっていましたから、御本殿を見てない訳ですよね。あとで送っておきますね。
Onijijiさん
私は龍元さんのストーカーなので(笑)