主役は脇障子 [熊野神社] 群馬県

熊野神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年七月吉日、群馬県高山村の熊野神社に参拝しました。

熊野神社鳥居
熊野神社

御由緒

永保元年(1081)紀伊国熊野三社を勧請 その他諸説有り
御祭神 速玉男命はやたまのおのみこと 伊邪那美命いざなみのみこと 事解男命ことさかおのみこと 菅原道眞公すがわらみちざねこう 宇迦之御魂神うかのみたまのかみ


覆屋は側面背面がきっちりと隙間なく覆われています。

熊野神社
熊野神社

やっと見付けたわずかな隙間から覗いてみると、確かに胴羽目彫刻があります。

熊野神社

仕方がないので、正面の扉からカメラを突っ込んで撮影。胴羽目は「松鶴」の様ですね。

松鶴

脇障子は梅と鶴をこよなく愛する北宋の詩人「林和靖りんなせい」。「林逋りんぽ」とも「梅妻鶴子ばいさいかくし」とも言います。

林和靖

右面胴羽目も「松鶴」でしょう。

松鶴

脇障子は、帝の枕をまたいでしまった為に配流の刑になった「菊慈童きくじどう」。その地で菊の葉の露を飲んで不老不死の仙人になりました。「枕慈童まくらじどう」とも。

菊慈童

あっさりとしていて、でも余韻の残る画題の選択だと思います。

刺青師・龍元

176(2020.08.20)

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