令和七年一月中旬 茨城県かすみがうら市の鹿島神社に参拝しました。


残念ながら 御本殿に彫り物はありません。

お目当ては拝殿正面扉上の小壁に計6点ある彫刻。まず左側の2点を見てみます。

2点のうちの左側。地面に座って巻物を広げるこのお方は さて どなたでしょう?

右側には箒を持った人。これは2点セットで唐代の風狂僧 寒山拾得と思われます。

次は右側の2点。

2点のうちの左側は 滝の前に座って耳をホジホジしている人。これは 帝に位を譲ると言われて穢れた耳を川で濯ぐ 許由ですね。

という事でこちらは 牛に水を飲ませに川へ来たが 許由が耳を濯いだ水を飲ませる訳にはいかない と言って引き返す 巣父です。

さて 問題は中央 唐破風下の2点です。

まず 左側のこの人はどなた?

鼻高ではないですが 羽扇を持っているので天狗かも?

天狗だとすると 対になるのは 牛若丸か烏天狗と相場は決まっていますが。。。

書物を広げたこの人物。貫禄から言って この人はどう見ても牛若丸ではなさそうです。かと言って烏天狗でもない。という事は羽扇を持っている人は天狗ではないのでしょうか?

う〜む お二人ともどなたでしょう?
刺青師・龍元
019(2025.03.09)
コメント
onijiiです。
3点とも人物2と記してました。
なるほど寒山拾得、許由巣父
なのですね。勉強になります。
少しづつ分かるようになって
きました。
ありがとうございます。
多分ですよ。
あくまで素人の推測です。