稲荷神社

許由巣父 栃木県
許由巣父

栃木県佐野市藤岡町の稲荷神社を訪れました。

稲荷神社鳥居

由緒

主祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

創建その他は分かりませんでした。南東向きの神社です。

稲荷神社社殿

窓にはガラスが嵌められていて彫刻の保存状態はとても良さそうです。所々ガラスには汚れを拭き取るために擦った跡がありますが、内側も結構汚れています。

覆屋の中

南西側の胴羽目。ウサギが餅を突いているみたいですが、なんでしょう。いかにもありそうな構図ですが、物語が分かりません。

なんでしょう

背面胴羽目は許由巣父図(きょゆうそうほず)。

許由巣父

許由は尭王(ぎょうおう)に天下を譲ると言われたが、話を聞いた耳が穢れたと言って山で耳を洗った。巣父は牛に水を飲ませようと川へ行ったが、許由の話を聞き、穢れた耳を洗った水を飲ませる訳にはいかない、と牛を連れて帰った、という話。高い位を嫌う高士の例え、という事ですが、なんともいやはや。。。

許由は天下の話を蹴った訳ですから、まあ変わり者ではあるけれど、崇高なる信念があったのでしょう。でも、巣父の方は便乗して偏屈比べをしているだけに見えますよね〜。この話だけでは。

画題としては古典的なもので曾我蕭白や狩野永徳、久隅守景も描いているみたいです。

許由巣父図屏風 久隅守景筆 東京国立博物館蔵

北東側胴羽目は黄初平(こうしょへい)。羊飼いをしていた黄初平は、ある日一人の道士に連れて行かれ行方不明になり、四十年後に兄に発見された。羊はどうしたのだ、と兄が尋ねると、お兄さんには見えないのですか、ここにいますよ、と黄初平は答え、声をかけた。すると山中の数万の白い石が羊になった、というお話。

黄初平

40年ぶりに再会した生き別れの弟に会って、羊はどうしたのだ、と尋ねる兄って。。。しかもこの兄はこの後、妻子を捨てて初平と共に仙道を極め、兄は魯班、初平は赤松子と称した、なんてやっぱり兄弟揃って只者ではありません。

こちらも画題としては古典的なもので、雪舟や狩野元信・円山応挙なども描いているようです。

刺青師・龍元

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