オッフェンブルクの旅

プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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5月20、21日にドイツ・オッフェンブルクで開かれたタトゥコンベンションに参加しました。

ドイツは2度目ですがオッフェンブルクは初めて。空港が無いので フランクフルトかフランスのストラスブールから列車で行く事になります。

ストラスブールの方が近くて便利そうでしたが フランスは頻繁にストライキがあります。フランスのストライキは本当に筋金入りで ’18年のモンペリエ・タトゥ・コンベンションの時のゼネストでは往生しました。

金曜日

なので大事を取って 今回はフランクフルトからICEと言う超特急に乗りました。空港からだとマンハイムで乗り継いで1時間半位。

切符は窓口と自販機があり 窓口の方が間違いがないですが 今回は自販機に挑戦。せっかくなので一等車を買いました。98ユーロ(約14,700円)。

最近のドイツの国鉄は遅延が結構あると聞いていたので 乗り換えが不安でしたが 無事にオッフェンブルクに到着。

ホテルの部屋はこんな感じです。金土が13,000円 日曜日が10,000円。最近は主催者にホテル代を面倒見てもらえる事は殆ど無くなりました。

土曜日と日曜日

朝食はビッフェスタイル。朝食にしては生ハムや果物や本格チーズが何種類もあってかなり豪華ですが 宿泊代とは別に一食17ユーロ 約2,550円ナリ。値段もかなり豪華です。

いよいよショーが始まりました。

お客さんは以前から六本木に通ってくれていた人が二人と パンデミック以前からヨーロッパ各地のコンベンションに通ってくれている人が一人。

やっぱりパンデミック後初めての開催だからか 観客が少ないなぁ。

この人は‘19年のフローレンスタトゥーコンベンションにも来てくれてました。

月曜日

って感じであっという間の二日間も終わり 月曜日のお昼はまたフランクフルトまで弾丸列車でひとっ飛び。

の筈でしたが 電車に乗り込んだとたんに「トラブル発生しばらく待て」のアナウンス。

結局1時間半も待たされた挙句に運休。「後続の列車に乗り換えろ」とアナウンスがあり 駅は大混乱です。

もちろんアナウンスはドイツ語。この時はドイツ人彫師の 彫画ことホルガーと一緒だったので事なきを得ましたが 独りだったらと思うとゾッとします。

当然 後続の列車にもお客は乗っている訳で。。。乗車率200%近い列車にやっとの事で自分たちのスペースを確保しました。

1時間半の旅のはずが 結局4時間掛かってフランクフルト中央駅に到着。

フランクフルト 夕方4:30で27°Cもあって東京より暑い。

ホルホルとハンバーガーにビールで乾杯。

ホルホルはドイツ人だけどニュージーランドに住んでいて ’15年のニュージーランド・タトゥ・コンベンションに招待された時に 主催者に紹介されて色々面倒を見てくれました。それ以来の友人です。

今回も本当に助かったなぁ。

食後は少し散歩して 再会を約束してホルホルとはお別れ。


フランクフルトの部屋は 一泊朝食付きで16,000円。

手が届くほど天井が低い 穴蔵の様な狭い部屋。オッフェンブルクのホテルとは比ぶべくもないけど まあ 都会の駅前ホテルですからね。

だけど こんな仕掛けがあって中々オサレ 天窓だす。6階建ての最上階。

建物は古いヨーロッパの街並みですが お店や歩いている人はアラブ人ばかり。ヨーロッパの大きい駅の前は何処もこんな感じで ここは中東か?アフリカか?と錯覚してしまう事も多いです。

火曜日

う〜ん オッフェンブルクの朝食と比べると。。。こちらの方が高いんだが。。。


以前はヨーロッパへ行く時はなるべく直行便で行っていたのですが 今はロシア上空を飛べないので 何処かで乗り換える事になります。今回は値段の安さを重視して 行きはベトナム航空 帰りは国泰キャセイパシフィック航空(香港の会社ですね)でした。

ベトナム航空の添乗員は穏やかで礼儀正しく好印象。国泰航空はガシャガシャ忙しない感じ。まさに香港映画のアレですね。乗客のお国柄も関係するかも。まあ 特に悪い印象はありませんでしたけどね。

帽子を被っていたのですが 香港空港では空港職員に「帽子を取れ」と指示されました。歩いていてこんな事は初めてですよ。

さすが香港 そこら中から監視カメラが全ての人を見張っているという訳ですね。


と 何を言いたいのか良く分からない 取り留めのない文になってしまいました。

最後まで読んで下さってありがとう御座います。

刺青師・龍元

(2023.06.02)

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