寺社彫刻巡り番外編 [聖十字架教会] ドイツ

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プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年五月下旬 ドイツのオッフェンブルクの Heilig-Kreuz-Kircheハイリヒ・クロイツ・キルヒエ(聖十字架教会)に立ち寄りました。

ヨーロッパの大きな街の教会は中へ入れる事が多いのですが ここは案内板が出てなかったので外側だけ。

見た感じ それほど古くはなさそうです。

日本の神社と同じように 境内?にはベンチがあり ちょっと一息ついたりできます。

キリスト教会なので お約束の磔。

片隅に小さな建物がありました。

おそらく 何かの場面なのでしょうが 全く分かりません。

〜追記(2023.06.05)これは「ゲッセマネの祈り」だそうです。小心さんにご教示頂きました。

最後の晩餐の後、イエスはゲッセマネの園で十字架刑を受けることの苦悩を祈るが、見張りを頼まれた弟子たちは眠ってしまった。3度祈った後にイエスは自ら逮捕されるために進んでいったという。追記終わり〜

祈る人。 〜追記(2023.06.05)祈るイエスキリストと その手前に眠りこける弟子たちと 背後にはキリストを捕まえに来た人たち。

真ん中の人物↓は裏切り者のユダ。キリストを売った代金の入った袋を手にしている。

追記終わり〜

十字架を担いで飛んでいる天使?

教会の裏側にも少し彫像がありました。

磔になったキリストと脇に二人。阿弥陀三尊みたいな感じなのでしょうか。十字架の根元のドクロが良い感じです。欧米人がドクロの刺青を入れるのはこんな感覚なんですかね。

邪鬼を踏みつける韋駄天を連想してしまいました。

色々と意味が分かれば もっと面白いんでしょうが。。。


この後 超特急でフランクフルトに戻り 市内を散歩。

道路を挟んだ建物と建物を結ぶ通路の持ち送り?に 力神を発見しました。

維新後の開国時 浮世絵師の月岡芳年は西洋美術の写実的な表現にぶっ飛んだと言われます。

写実的なものは分かりやすいですが 面白みに欠ける所がありますね。

血管浮き出てます。

刺青師・龍元

(2023.06.04)

コメント

  1. 小心 より:

    小さな建物の中の彫刻は「ゲッセマネの祈り」・・・でしょうか。翌日磔刑になりそうなキリスト、でも弟子たちは呑気に寝てた、という。西洋画でよく見かけるモチーフです。違ってたらゴメンナサイ。

    • 小心さん おはよう御座います。
      これはゲッセマネの祈りですか。ググると色々似た感じの絵が出て来ますね。
      やはり芸術鑑賞はその背景を知ると深みが増しますね。物語を知っていれば、もう少し写真の着目点が違ったかも知れません。
      いつもありがとうございます。

  2. 匿名 より:

    追記です。「祈る人」の写真の後ろで、大勢の人がキリストを捕らえにきていますが、先頭で右手に小さい袋を持っているのがユダです。キリストを売った代価を手にしているところです。キリストが処刑されたあと、ユダは自分を責めて自殺してしまうことになってます。

  3. onijiiです より:

    onijiiです。
    ドイツにも力神風や足下の邪鬼風のもの
    があるのですね。
    支えるをキーワードにしているので、
    興味深々で眺めさせていただきました。
    紹介ありがとうございます。

    • Onijiiさん こんにちは。
      たまには趣向を変えて、こんなのも良いかなと思いました。
      ヨーロッパは石造りの建物が多いので、何百年も前の建物が現役で残ってたりしますから凄いですね。

  4. 小心 より:

    さきほど「ユダはキリストが処刑された後に自殺した」と書きましたが、聖書を確認したらユダの自殺はキリストが処刑される前の出来事でした。
    ユダはキリストを裏切ったことをすぐに後悔して、代価の銀貨を返しに行って、その足で命を絶っていました。そのあと、キリストに処刑判決が下ったのでした。すみません。

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