荒波を乗り越えて [羽黒神社] 茨城県

向拝の龍 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和七年一月中旬 茨城県日立市の羽黒神社に参拝しました。

羽黒神社鳥居

延暦二十年(801)創建
平成十八年(2006)本殿・拝殿・玉垣・境内社等竣工
御祭神 木花開耶姫命このはなさくやびめのみこと

羽黒神社拝殿

御本殿の周りには透塀が巡らされています。

羽黒神社御本殿

立派な御本殿が鎮座しています。

羽黒神社御本殿

向拝の龍。

向拝の龍

防腐剤のようなものが塗ってあるようで 薄いオレンジ色です。

向拝の龍

龍の裏側。刻銘の様なものは見当たりません。

向拝の龍の裏

手挟みは松に鷹。

手挟みの松に鷹
羽黒神社御本殿

右面胴羽目は「ともに世間の荒波を乗り越えていく」という意味の 波千鳥。

波千鳥

夫婦円満や家内安全を表し 古くから伝わる吉祥図柄です。

波千鳥
羽黒神社胴羽目

脇障子は竹に虎。

竹に虎

背面に彫り物はありません。

羽黒神社御本殿

左側脇障子も竹に虎です。右左で阿吽になっています。

竹に虎

胴羽目は亀です。

羽黒神社胴羽目

波間に亀がいて その甲に誰かいます。

親子亀

誰だろう?と思ってズームしてみたら どうやら子亀でした。

親亀と子亀
羽黒神社御本殿

手挟みの鷹。

手挟みの松に鷹

向拝の龍の裏側です。

向拝の龍の裏

向拝の龍。

向拝の龍

「荒波を乗り越えて」なんてタイトルをつけてしまいましたが 現在の御本殿自体はそれ程古くはありません。

羽黒神社御本殿

動画を撮ってみました。より立体的に神社の雰囲気がわかると思うので よかったら見てください。

刺青師・龍元

003(2025.01.23)

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