令和八年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十六社目 栃木県筑西市の二木成神社に参拝しました。

保元年中(1156-58)創建
御祭神 菅原道真公
覆屋の中には二棟の御本殿が鎮座していました。

二木成神社は別名・天神さま。
他に十二神と弁財天も祀られている様で どっちの御本殿が二木成神社なのかははっきりしませんが 左側の御本殿に梅の彫刻が至る所にあるので こちらが二木成神社なのではないかと勝手に思う事にします。

向拝の龍。

なかなか凝った彩色です。

木階下の蹴込板には波千鳥がありました。

右側脇障子は 梅に山鵲。

劣化が気になりますが 鮮やかで綺麗な彩色。

正面扉脇には梅の木と竹があります。


胴羽目は白い布(ここでは巻物)に乗り 空を歩いた 武志士仙人。 何のためにそんな事をするのかは 分かりません。

単に人々を驚かすためなのかも知れません。 それにしても浮かない顔をしています。

胴羽目の下にも梅。

妻壁一杯に 瑞雲と鳳凰の彫り物。

背面です。

一体 どちら様でしょう?

童子が笙を吹いています。

何処かに鳳凰がいれば 簫 または笙 を吹いて鳳凰を呼び寄せた 蕭史仙人とするのですが。。。

左側には別の御本殿があって 真横には回れません。

なので斜めから。

龍の子を取って来ると言って 河に入り 鯉に乗って戻って来た 琴の名手・琴高仙人。

鮮やかな色から察して 彩色はそれ程 古くはなさそうに思いますが 劣化が著しく 彩色がかなり剥落しています。

通常は雨ざらしでも2〜30年位は綺麗な事が多い様ですが。。。

下処理の問題か 塗料の問題なのか。

どちらにしても勿体無い事です。

でも 神社の長い歴史から考えれば 彩色の保ちが数十年長かろうが短かろうが 大した問題ではないのかも知れません。。。
諸行無常ですね。
令和八年 新年寺社彫刻巡礼の旅はここで終わりです。次回からは通常の寺社彫刻巡りですが やる事は全く一緒です。
刺青師・龍元
016(2026.03.03)

コメント