令和四年六月中旬 群馬県渋川市の真光寺に参詣しました
山門には見事な龍の天井絵がありました
本堂の手前を左に曲がると万日堂があります
扉の上には麒麟と唐獅子(多分) 独特な感じです
四隅の軒下に目をやると
龍に跨った格好の良い鬼さんが…
凛々しいです
赤いです 赤鬼です 泣いた事もあります
裏へ廻ります
こちらの鬼さんは尾垂木に跨っているな と思って見返すと さっきの赤鬼さんが跨っている物も尾垂木でしたね
青いです 赤鬼のために一肌脱いだ事があります
「コラ〜 何見てんだ〜!」
背面の右端
赤いです青いですと来たので 緑いですと言いたいですが 残念ながら緑には形容詞がありません
「おい!見てんじゃねえよ!」
青龍と言ったらこちらの色だそうです 昔は色を表す言葉は 青い・赤い・白い・黒いの四つが基本でした
ぐるっと廻って来て左面右端の軒下の鬼 黄色いです
あ 「色」をつければ形容詞にできるのかな? 緑色い??? やっぱり変だな
赤鬼 赤い鬼→○ 赤色い鬼→× 赤の鬼→○ 赤色の鬼→○
青鬼 青い鬼→○ 青色い鬼→× 青の鬼→○ 青色の鬼→○
緑鬼 緑い鬼→× 緑色い鬼→× 緑の鬼→○ 緑色の鬼→○
黄鬼 黄い鬼→× 黄色い鬼→○ 黄の鬼→× 黄色の鬼→○
という事で 揃えるなら「〇鬼」か「〇色の鬼」という表現が良いでしょう
本堂前赤門 開かずの門らしいです
本堂
お寺は何もかも作りが大きいです
兎ノ毛通しの鳳凰
中備の龍
素晴らしいです
麒麟です
ビールが飲みたくなります
瑞亀です
頭が龍の様です これと似た霊獣に龍亀というのがあります 違いは尾が龍の尾になっている位です 日本ではあまり見ませんが 以前 中国系アメリカ人の依頼で刺青を彫った事があります
中備の裏には
「威徳山第六十一世 僧正 興賢代
大正十二年十一月 寄付者惣柦中
武州大里郡 住 佐藤正貫」
とあります
第六十一世って凄いですね
彫師の佐藤正貫といえば東秩父村の大内神社の御本殿を思い出します
刺青師・龍元
087(2022.07.09)
コメント
こんばんは。
真光寺にも行かれたんですね!
群馬の寺社にお越しいただきありがとうございます(笑)
向拝の彫刻は大内神社と同じ方だったんですね。
あそこは前を通るとついつい寄りたくなってしまい、
たぶん五回くらい寄っている好きな神社の一つです。
こちらの力神たちはなかなか素敵ですよね。
色による呼び方ですが、「赤い」「白い」は「あけー!」「しれー!」と言いますよね?我が家ではそれに倣い、すごく青いものは「あえー!」すごく緑色のものは「みどれー!」と言っています(笑)もちろん我が家でしか通じないギャグです。ちなみにすごく灰色のものはもちろん「グレー!」と言います(笑)
くだらないコメントしてすみません
くだらないなんてとんでもない!くだらない言葉遊びに付き合って頂いてこちらこそ恐縮です。
「あえー!」は多分「あえーTシャツ知らない?」という風に、文脈によっては通じると思いますが、「みどれー!」はチョット。意味は分かるかも知れないですけど、みんな「ん?」てなりますよね。
隣の遍照寺や妙法寺も行きましたよ。群馬は良い彫り物が多いですね。藤岡市の鬼石神社拝殿も佐藤正貫みたいです。クリクリした目が印象的な彫り物ですね。
onijiiです。
渋川市では、真っ先に行きたいと思ってました。
四隅の力神が目当てです。可愛いなあ。(笑)
だと思いました。
ここの隣の遍照寺にも向拝に大きな力神がありましたよ。撮れ高が少なかったので記事にはしませんでしたが、onijiiさん好みだと思いますので、ぜひ訪れてください。
チェックはしてたのですが、渋川はなかなか遠くて…
ここの本堂向拝は佐藤熊次郎正貫の彫刻だったのですね
埼玉県・群馬県はもとより、長野県にまで足を運んで作品を残したようです。
深谷市の鹿島神社にも行かれたようですが、あそこの神楽殿欄間彫刻も佐藤熊次郎正貫のものですよ。
彼は四代目・小林栄次郎の門人で、弟子には内山良雲がいます。
確かにここだけの為に遠方から行くにはチョット遠いかも知れませんね。昔の人は徒歩でアチコチ凄いですね。
深谷市の鹿島神社の神楽殿は存在すら覚えていません。