2年半前に前腕に入っていた刺青をカバーアップしたW君。[唐獅子牡丹](カバーアップ)
終わった瞬間に額で長袖にしようと決意したようだ、と以前書きましたが、今回それが仕上がりました。
![般若面と五重塔と唐獅子牡丹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi001.jpg)
悩んだ末に、胸に般若面、上腕に五重塔を入れる事に決めました。
![般若面と五重塔と唐獅子牡丹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi002.jpg)
般若面と女面を入れたいとの事だったのですが、面を二つ並べるスペースは無かったので、W君には般若面についての事を勉強してもらって「女面に隠された般若面が露わになる瞬間」を提案しました。
因みにW君はアメリカの政府機関で働くアメリカ人です。
![般若面](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi003.jpg)
上腕には五重塔。あまり日本人の間では入れている人を見かけませんが、欧米では人気のアイテムです。私は過去にカナダ人に入れた事があります。
![五重塔](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi004.jpg)
前腕には以前入れた唐獅子牡丹があったので、花をどうしようかと悩みましたが、さすがに五重塔に牡丹は合いません。前腕と上腕を雲で区切って、あえて紅葉を合わせました。
![五重塔](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi005.jpg)
3年近く経っても綺麗な発色の唐獅子牡丹。牡丹にはカバーした前の刺青がうっすらと見えますが、言わなければ分からない程度。W君はこの牡丹が特に気に入っていると話していました。
![唐獅子牡丹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/hannya-pagoda-karajishi006.jpg)
こちらが2年半前に仕上げた唐獅子。
![唐獅子牡丹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/karajishibotan002-1.jpg)
もう右腕に入れる絵柄を悩んでいるそうです。
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刺青師・龍元(2021.06.04)