令和二年七月吉日、群馬県沼田市の須賀神社に参拝しました。
御由緒
文和年間(1353〜55)創建
明治元年(1868)牛頭天王宮から須賀神社へ改称
御祭神 素戔嗚命 穂高見命
拝殿水引虹梁上には「天岩戸」その上には「鳳凰」の彫り物がありました。
拝殿正面の右側小壁には「龍」。
同じく正面右側の小壁には「虎」。
裏へ廻ります。
残念ながら、御本殿に胴羽目はありませんでした。
その代りに、海老虹梁には見事な「子引き龍」が。
迫力のある良い顔をしています。
脇障子は「鯉の滝登り」。これだけ弟子の作品でしょうか。
木階下の羽目板(この部分の名称がわかりません)には「龍」。
妻飾りでは「力神」が屋根を支えていました。
眼力が凄い。
御本殿背面。
御本殿右面でも「力神」が屋根を支えています。
指先の表現まで手を抜きません。
木階下の羽目板、右面は「鷲の滝行」。
右側脇障子。まるでムーミンのニョロニョロみたい。どうしてなんだろうな。上手い鯉ってほとんど見掛けません。
こちらの海老虹梁も「子引き龍」。
逆光で見づらいですが、水引虹梁と持ち送りは「波に亀」でした。
ここにも自慢の大ケヤキの木がありました。
脇障子以外はどれも見事な彫り物でしたが、部位毎にタッチが違う様な気がします。部分部分で彫師が違うのかも。木階と本殿腰組の間の羽目板(この部分の名称が分かりません)の龍と海老虹梁の龍は明らかに作風が違いますね。
素晴らしい神社でした。
刺青師・龍元
174(2020.08.18)
コメント
onijiiです。
おお、久々の力神!
ありがとうございます。
他にも見どころ満載の神社ですね!!
群馬にも行ってみたくなりました!!!(笑)
特にここの力神は秀逸ですね。
群馬は国道17号三国街道沿いに良い神社が沢山ある様ですよね。
ぜひ行ってみてください。