令和二年五月吉日、長野県小海町の宮上諏訪神社に参拝しました。(2022.09.20 写真を追加しました)
いつも神社の表記は悩むのですが、基本的には GoogleMap、案内板があるときには案内板に従う事にしました。ってそれが普通か。
社殿は拝殿と覆屋が一体化したタイプですね。
御由緒
応和年間(961-3)諏訪より勧請
天保七年(1836)現社殿建立
御祭神 建御名方命 八坂刀売命 事代主命
彫師 臼田茂七
案内板
案内板によると、ここの前に行った本間十二社の大工棟梁は、ここの棟梁の清水惣兵衛重貴の父親の様ですね。ここは十二社の35年後に建てられた事になります。息子が親父の仕事を継ぐってのは、なんか良いですよね。
彫刻師は臼田茂七となってますが、「清水惣兵衛重貴の立川流彫刻の技術が〜」とも書いてあります。どう言う事でしょうか。二人で彫ったって事?
文体から言って、本間十二社の案内板と同じ人が書いたのではないかと思います。うふふ。
御本殿
脇障子
案内板には「象の透かし彫り」となってましたが、これはどう見ても麒麟ですね。
案内板には「隼」となっていますが、これは鸞か何かじゃないのかなぁ。
裏へ回ります。
左面
私の嫌いな亀甲金網が張ってあります。保護のためには仕方ないですが。
胴羽目は唐獅子牡丹。
背面
鷹か鷲か、もしかしたら隼。
右面
胴羽目は獅子の子落とし。
『本殿に通ずる海老虹梁に所狭しとからみつき、のたうつ竜神の形相は凄まじく、北斎の絵にみるような勢いがある。』という案内板の見事な描写にかかわらず、蝦虹梁の写真を撮るどころか、見るのさえ忘れてきてしまいました。
〜追記(2022.09.20)先日 再訪して撮り忘れた蝦虹梁の写真を撮って来ました
右側蝦虹梁
左側蝦虹梁
この日は曇り時々雨 非常に暗くて苦労しました 追記終わり〜
案内板の原稿を書いた人が間違えたのか、看板屋さんが間違えたのか、八坂刀売命の「刀」という字が「刃」になってました。
誤字脱字は私も良くやりますが、普通、象と麒麟は間違えませんよね。案内板を書いた人は現物を見てないんじゃないかな?と思ってしまいます。
文才はある様ですけれど。。。
あ、彫り物は良かったですよ。オススメです。
刺青師・龍元
111(2020.05.28)
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