令和二年九月吉日、栃木県栃木市の高勝寺に参拝しました。

ここのお目当ては三重塔。寛延四年(1751)の建立です。各面に二枚ずつ羽目板彫刻がありました。

↓画題は分かりません。この日に参拝した他の神社でもこれと同じ構図の彫り物があったので、元になる絵があるのでしょう。

↓黄石公と張良。靴を拾って兵法書を授かる話。

↓画題は分かりません。どこかで見た事がある様な。。。

↓流浪の吟遊詩人、李白。

↓菊と酒といえば菊慈童ですが。。。それにしてはお年を召されていらっしゃるご様子。どなたでしょうか。

↓許由と巣父。皇帝に位を譲ろうと言われ、「耳が穢れた」と川へ耳を洗いに行った許由。それを聞いて「穢れた耳を洗った水を牛に飲ませる訳にはいかん」と帰って行く巣父。どちらがより偏屈でしょうか。

↓老齢の親を養うために、口減らしに山で自分たちの赤ん坊を埋めるための穴を掘ったらお宝ザックザク、の郭巨。

病気の父の身代わりになりたいと北斗七星に祈る、庾黔婁。

他には蟇股に十二支の彫り物がありました。
本堂に参拝した時には読経が行われていて、私は鰐口を控えめに突いたのですが、次の人はこれでもかと言わんばかりに突いていました。色々な人がいます。
刺青師・龍元
226(2020.10.15)
コメント
ほんと、いろんな人がいますね、あきれちゃう反面そういう人からも学ぶ事は有りますね『ああなってはいけない』と。彫刻の写真を撮っているとたまぁ~に参拝者の方と遭遇しますが、参拝者の方が手を合わせている間は写真は撮らないと決めています。
反面教師ですね!
私も他の方が参拝している間は向拝の近くには寄りません。私がされたら気になりますからね。混雑している神社は遠くから望遠で撮るか、拝殿は諦めるかしてます。
onijiiです。
三重塔の彫り物は珍しいですね。
自分もしっかり写真撮りました。
十二支リストに追加しておきます。(笑)
どこに何があるか?のデータベースを
作るのが主目的みたいになってきました。
困ったもんです。(笑)
寺社巡りあるあるですね。
私も地図に付けた印が増えていくのを確認するのが楽しみの一つです。