令和三年九月下旬、栃木県益子町の八坂神社に参拝しました。ここは益子世間遺産の一つ。
寛永三年(1626)創建
御祭神 素戔嗚尊
こじんまりした拝殿には鈴も社号額もありません。
裏へ回ってびっくり。土台がただの岩を並べただけ。しかも傾いています。
大丈夫なのか。
遠くから落ち着いて見てみると、茅葺きの屋根です。
浜床などはかなり傷んでいます。
万が一倒れてしまうと大変な事になるので、社殿に触れない様に細心の注意を払いながら恐る恐る近づきます。
胴羽目は地紋彫りに神紋。微かに白い物が残りますが、かつての彩色の跡でしょうか。
往時はこんな感じで煌びやかだったのでは、と想像します。
脇障子は、樹上に巣を作って住んだという古代中国の伝説の隠者・巣父。牛に水を飲ませる為に川へ行ったが、「許由が耳を洗った水を牛に飲ませたくない」と引き返します。
実際に目の前でやられたら、僕は飲みませんが、牛には飲ませるかもです。
背面胴羽目も地紋彫りに紋章。
左面胴羽目も地紋彫りに紋章。脇障子は許由。堯帝から帝位を譲るといわれ、耳が穢れたと言って川で耳を洗います。舜は素直に譲られたのにね。
「ナンデスカ〜!?」
刺青師・龍元
132(2021.10.25)
コメント
onijiiです。
こちらは誰が見ても心配になりますね。
400年も地震、台風に耐えてきたんですね。
頑張れー!と応援したくなります。(笑)
「ナンデスカ~!?」最高ですね!
時折、絶妙な解説が脳裏に浮かんできて、
思い出し笑いをしています。(笑)
見ると社殿の周りは綺麗に草がむしってあって
大事にされている事がわかりますね。
解説だなんて、そんな大層な物じゃありません。
ただの感想、妄想です。
m(_ _)m