金寶殿本社

金寶殿本社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

恒例の新年寺社巡りに行ってきました。今年は倅も彫鈴も行かないと言うのでひとり旅。なんてったって鈴右衛門は彼女出来ちゃったからな。毎年一緒に回ってたのに。。。

千葉県野田市の金寶殿本社を訪れました。

金寶殿本社鳥居

由緒

大正三年(1914)稲荷神と龍神を祀るため建立
大正十五年(1926)からよろこび教会釈迦堂として使用
平成十七年(2005)元に戻される
棟梁 立川流 佐藤里次則壮(さとうさとじのりたけ)
彫師 行徳 後藤直光
東向き

金寶殿本社案内板

南面胴羽目

あちゃー、鉄筋みたいな棒が倒れかかってます。

南面胴羽目

乙姫。

乙姫

「彫刻師 後藤直光 行徳」と銘が刻んであります。

彫師銘

浦島太郎。竜宮城も精密に彫られていますね。

浦島太郎

向拝

金寶殿本社向拝

水引虹梁上には 三条小鍛冶宗近

水引虹梁上 三条小鍛冶宗近

北面胴羽目

董奉(とうほう)と呂洞賓(りょどうひん)かと思いましたが、袈裟を着ている様なので、羅漢かも。案内板には一六羅漢て書いてあるし。でも残りの14人は何処にいるのかな。裏側か。

北面胴羽目

追記(20.01.10)—  画題wikiというサイトによると、虎を連れてる阿羅漢は迦理迦尊者 (きやりきやそんじや)  、龍といる阿羅漢は伐闍羅弗多羅尊者 (ばじやらほつたらそんじや)  だそうです —追記終わり

側面と正面にぐるりと扉があって十二支が彫られていました。北面右側から。何故か戌から始まっているのは意味があるのかな。

戌・亥。

扉 十二支

子・丑。

扉 十二支

正面。寅・卯

扉 十二支

辰・巳。

扉 十二支

南面。午・未。

扉 十二支

申・酉。

扉 十二支

他にも蟇股などに彫り物多数。手水舎にも亀や狐などがありました。

近寄れないのが残念。裏面はどうなってんのかなぁ。

金寶殿本社

あ、ここは公園になっているのですが、久々に子供達の遊ぶ姿を見る事が出来ました。やっぱり子供達は休日には遊んでるんだな。ちょっと安心。

刺青師・龍元

002

コメント

タイトルとURLをコピーしました