令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二十六社目、茨城県常陸大宮市の春日神社に参拝しました。
拝殿。ひどく寂れた感じがします。
御本殿に彫り物はありません。
ここのお目当ては境内社。
百万度神社なんて変わった社号です。
中を覗いてみると…非常に荒れています。
お正月に何かをした形跡はありませんね。(もう二月の中旬ですが、ここに参拝したのは一月五日です)放置されているのでしょうか。
胴羽目は波に沈む(昇っているのかも知れませんが)太陽。赤く塗られているのでお天道さまと思います。
腰羽目は何かの紋章でした。
背面。
胴羽目は波と雲。花札で言えばカス札ですね。
腰羽目は紋章。
左面。
胴羽目は波に沈む太陽と雲。お天道さまとお月さまが対比される事が多いのだと思いますが、ここは両側ともお天道さまですね。
腰羽目の紋章。
こちらは私が6年前に友人のカナダ人彫師の頭に彫った波とお月さま。アイデアはこの友人です。花札のボウズを元にススキを波に変更しました。
花札のボウズと坊主頭の事を説明してあげると「ボウズ on 坊主‼︎」と絶叫して喜んでいました。
世の中には色々な人がいます。あ、この人は普段は長髪です。ハゲた時?ま、それはそれで良いんじゃないですか?
刺青師・龍元
026(2022.02.18)
コメント
こちらも早く行かないと崩れてしまいそうですね。取り壊されて石祠になってしまうのでは?と思いましたが、 過疎化?高齢化?無関心? 新年を迎える手入れがされていない状態の様なので、人手が無いので、取り壊すと言うよりも、このまま朽ちていく感じですね。
朽ちて行くのは惜しいですが、ただ見守るしかありませんね。諸行無常です。。。
onijiiです。
社号と赤い太陽、印象に残っている神社です。
参拝リストを見ると、シンプルだが味がある
と記しています。
今にも壊れそうな社殿に赤い太陽、ちょっと
感傷的な気分になりました。諸行無常。
えーーーっ! 頭にーーー!?!
理解するのに、数秒掛かりました。(笑)
下手ウマって言うんでしょうか。なんか味わいがありますね。精密で上手い物が続くと疲れてしまうし、精巧な物や下手ウマな物や色々有ると楽しいですね。料理に近い感じです。
頭はビックリしますよね。でも、髪の毛生やすと見えなくなるから分からないだけで、案外いるんですよ。
腰羽目の紋章と書かれているのは「三つ盛亀甲に花角」と呼ばれる紋になります。
多分、こちらの神紋か神社を造営した檀那の家紋ではないかと……
かなり前の記事にコメントすいませんでした
これは檀那の家紋ですか。
家紋は色々あって難しいですね。
私は自分の家の家紋もあやふやです。
ご教示ありがとうございます。