令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二十七社目、茨城県常陸太田市の稲荷神社に参拝しました。
![稲荷神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_9787-1.jpg)
元禄十三年(1700)創建
明治二十三年(1890)洪水で本殿が流されたため再興
昭和三十八年(1963)現在地へ移築遷座
御祭神 倉稲魂命 (常陸太田市公式ホームページより)
![稲荷神社拝殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_8306-1.jpg)
グーグルマップには、拝殿を横にどかして基礎を打ち直している2018年12月の写真がありますが、あんな事できるんですね。
裏へ廻ります。
![稲荷神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_8307-1.jpg)
御本殿は雨ざらし。赤く塗られています。
![稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2488-1.jpg)
![稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_8308-1.jpg)
胴羽目は鬼を懲らしめる鍾馗さま。
![鍾馗様](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2491-1.jpg)
鍾馗さまは虎に乗っています。
![鍾馗様](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2504-1.jpg)
邪鬼の上の黒いものは何でしょう?橋かな?
![邪鬼](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2503-1.jpg)
背面です。
![稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_8309-1.jpg)
竹林に3人います。竹林の七賢人は7人だし、商山四皓は4人です。3人というのは思い至りませんが、もしかしたら、元々は七賢人から背面に3人、左面右面に2人ずつ、という計画だったのが何かの事情で変更になって背面の3人だけ残ったのかも。
![隠者](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2495-1.jpg)
この人は近所にいそうです。かなり頑固そうです。
![隠者](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2494-1.jpg)
左面胴羽目は黄石公と張良。
![稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_8310-1.jpg)
直射日光で白飛びしたり黒潰れしたりしたので、スクショを並べて簡易合成してみました。こんな事やらなくても、僕の使ってる一眼にはHDR合成の機能が付いているという事を最近やっと知りました。スマホカメラに付いてるアレです。ホント宝の持ち腐れです。
![黄石公と張良](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/スクリーンショット-2022-02-18-17.49.00.jpg)
少ない色数で苦労して塗った事が伺えます。
![稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2499-1.jpg)
ここに参拝したのはお昼下がりの午後一時半頃、それでも手水鉢の水が凍る寒さでした。
![手水鉢](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/IMG_2506-1.jpg)
刺青師・龍元
027(2022.02.19)
コメント
onijiiです。
鬼を見つけて大喜びした神社です。
丁寧に彩色されてますね。
絵心がないと児童の塗り絵みたいになるので、
中々難しいと思います。
時折あっと驚くことがあります。(笑)
彩色が劣化してしまってますね。やっぱり、下処理ですかね〜。丁寧に塗ってあるのに惜しいですね。