[唐獅子牡丹](カバーアップ)

唐獅子牡丹 手彫り刺青作品
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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先日、唐獅子牡丹が仕上がりました。カバーアップです。

刺青下書き

最初相談に来た時には元々あったロゴマークのスジ彫りを隠したいとの事で、手の平サイズを考えていた様ですが、家で考えている内にもっと大きい物が入れたくなったそうです。

唐獅子牡丹

花弁の裏側に少し元の刺青が透けています。もっと濃い色で斑点を差せばかなり隠せるのですが、全体的に暗くなってしまうし。。。という事でここら辺が妥協点かな。どうしても気になるなら後で斑点を足す事も出来ます。

唐獅子牡丹

入れてるうちに上腕にも入れて長袖にしたくなったそうで、これが刺青の魔力ですね。長袖にすれば元の透けている刺青が相対的に小さくなって、より気にならなくなると思います。

唐獅子牡丹

刺青を消すのに「肌色を差せば良いんじゃないか」と言う人がいますが、刺青は塗り重ねるのではなく、混ぜる感覚に近いです。なので、暗い色の上から明るい色を差しても綺麗に発色しません。

唐獅子牡丹

週に一回づつ三回に分けての施術。所要時間は休憩時間を含めて計7時間でした。

唐獅子牡丹

最近、獅子が続くな。

刺青師・龍元

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