令和二年五月吉日、群馬県桐生市の皆沢八幡宮に参拝しました。
奥には火の見櫓がありました。
由緒
創建年代不詳
18世紀後半 現社殿建立
祭神 足利又太郎忠綱
桐生市指定重要文化財
覆屋は最近修繕された様子。
御本殿
覆屋の中には立派な御本殿がありました。
扉脇、胴羽目、脇障子、向拝、垂木、縁下持送りなど、一通り彫り物が施されていますね。
左面胴羽目は玉取姫。220年以上前の彫り物なので大分傷んできてますね。
背面胴羽目は天岩戸。ムムム、大分苔むしています。
右面胴羽目は東側だからか他の二面と比べると状態が良い様です。画題は最初、林和靖かなと思ったんですが、鶴に誰か乗っています。笙を持っているので、これは王子喬だと思いますが、すると座っている老人は誰?
「列仙伝」には『(王子喬が行方知れずになってから)三十余年の後、(王子喬を探していた友人の)桓良を見て曰く、 「我が家に告げよ。七月七日、我を繰氏山の…顛に待て」 』とあるので、もしかしたらこれは王子喬の友人の桓良かも知れません。
でも、列仙伝も結構いい加減だという研究もありますし、実際のところは分かりません。まあ、合ってるかどうかより、あれかこれかと推測するのが楽しいのでやってるだけです。
刺青師・龍元
107(2020.05.23)
コメント