令和四年三月中旬、東京都あきる野市の正一位岩走神社に参拝しました。
一度午前中に来ましたが、何処かの工事の安全祈願をしていたので、出直して来ました。
平安末期(~1185/1192)戸隠神社の手力男命を勧請
御祭神 稚日女尊 手力男命 棚機姫命
向拝中備の彫刻。
これは誰でしょう?木の葉の着物を着ています。〜追記(2023.10.04)大戸之道尊です 追記終わり〜
縄を持ってますね。神話関係でしょうか? 〜追記(2023.10.04)大苫邊尊です 追記終わり〜
〜追記(2023.10.04)葛飾北斎が絵を描いていました。
追記終わり〜
裏には銘がありました。
「當所住 大工彫方 澤本清藏長○ 明治二十三寅春 行年六十二翁」
とあります。
拝殿正面の扉が開いていました。さっきまで祈祷が行われていたので御供え物などが並んでいます。
御本殿向拝の龍。渋いです。
裏に廻ります。
立派な御本殿がありました。
脇障子は梅と鶴をこよなく愛する林和靖。
太瓶束の邪鬼獅噛み。今気付いたので良い写真がありません。
これはどういう場面でしょう?
弓矢を持った天女っぽい女。
寝てる?落ち込んでるのか?
〜追記(2022.04.29)これは源頼光が夢の中で枡花女から弓矢を授けられる場面の様です。「前太平記」によれば、源頼光は夢の中で楚の国の弓の達人・養由基の娘である枡花女から雷上動という弓と水破兵破という2本の鏑矢を授けられ、これらは子孫の源頼政に受け継がれ、鵺退治に用いられます。う〜ん、コレが雷上動と水破兵破か。日本文化はいろんな所で繋がってるんだなぁ。 追記終わり〜
背面です。
胴羽目は恵比寿天と大黒天ですね。
大黒さまは満面の笑みを浮かべていますが、怖い感じもします。
恵比寿さんは随分なアバタ面ですね。
左面です。
胴羽目は須佐之男命の八岐大蛇退治。
記紀では剣(十拳剣、十束剣)で倒す事になってますが、鉾を持っていますね。
髪型やその他、ちょっと須佐之男命らしくない風貌ですが、酒甕もあるし、櫛名田比売もいるので須佐之男命で間違いないのだと思います。
龍は文句無しにカッコ良い。
脇障子は亀仙人の黄安。3,000年に一回出すという亀の頭を5回も見たと言います。少なくとも1万2千歳‼︎1万2千年前と言えば日本は縄文時代です。
御本殿と拝殿は彫師が違う感じですね。
見応え十分の御本殿でした。
刺青師・龍元
050(2022.04.11)
コメント
onijiiです。
アップの写真は彫刻鑑賞の醍醐味。
素晴らしいですね。
邪鬼獅噛は左右にあるようですね。
いつの日か見にいきたいです。(笑)
ありがとうございます。
そうなんですよね、邪鬼獅噛は左右にありましたが、なんとか判別できる程度の写真ばかりでした。最近は力神・鬼面系がご無沙汰なので、うっかりしてしまいました。彫刻探究の道は険しいです!