令和七年四月下旬 神奈川県横須賀市の東耀稲荷神社に参拝しました。

天明二年(1782)創建
御祭神 保食神



水引虹梁や組み物 彫刻などを除いた向拝周りが新しくなっています。

中備は稲荷なので狐。

でも社号額は須賀神社。須賀神社が合祀されているそうです。

社号額右側の欄間は唐獅子です。

右側面欄間3点のうち手前の2点。

奥の欄間は 喉元を見せた龍。割と珍です。

ここの他では埼玉県深谷市の富士浅間神社↓で見た事があります。

背面です。

なかなか格好良い龍です。

左側3点の欄間のうちの奥。一本角の龍です。

手前の2点は錦鶏と鷹。

正面社号額の左側は唐獅子の親子。

実は 社殿外側の動画は撮ったのですが 写真はすっかり忘れてしまいました。なので 社号額からここまでの写真は動画からの切り抜きで 画質がイマイチ。
社殿内部。格天井の龍の彫刻が有名の様です。

本陣脇の壁には獅子の滝行が彫られていました。



その上の欄間には黄石公。

張良に試練を与えた後 ついに太公望の兵法書を授けます。

内外陣境欄間中央は 多分龍ですが あいにく全体は見えませんでした。


内外陣境欄間左は 何度も黄石公の沓を拾って兵法書を授かる張良。

手にしているのは黄石公の沓です。


その下は 獅子の子落とし。

百獣の王である獅子は 子を崖から突き落とし 這い上がって来た子だけを育てる と云います。

本陣には御本殿が鎮座しています。

向拝の龍です。

二匹の龍です。

正面扉脇板には龍がある様です。残念ながら胴羽目は無し。

喉元を見せた龍と 黄石公と張良の欄間が見どころだと思います。もちろん格天井の龍も見事です。
刺青師・龍元
051(2025.07.24)
コメント
社号額右側の欄間は唐獅子 の上の千社札 知人の札です。
寺社に限らず、訪問した先で知人の札を見るとなんか嬉しくなりますね。