令和元年十二月吉日、長野県佐久市の五社宮に参拝しました。
五社宮というので五柱祀っているのでしょう。
五社神社・五社宮というのは全国にありますが、分社・勧請などをしたものではなく、御祭神は神社毎に違う様です。
ここの御祭神、由緒については分かりませんでした。
本殿
本殿は二棟あり、浜床と屋根は一体、向拝と海老虹梁、胴羽目二枚、脇障子四枚に彫り物がありました。
向かって右から順に見ていきます。
右端の脇障子は松に鷹。
胴羽目は松鶴。
海老虹梁は龍。大隅流っぽいですね。
両方とも頭がこちら側についているというのは、右側から見る事を想定してるのだと思います。当たり前か。
水引虹梁上の中備には亀。
右棟左側の脇障子は金鶏。因みにこちらの面の胴羽目に彫り物は無し。
左側の棟の右側脇障子は一体化した右棟左側脇障子と対になっていて、これも金鶏。
左棟の向拝中備も亀。
海老虹梁は龍。
胴羽目は右棟と対になっていて、こちらも松鶴。
脇障子も右棟と対になった鷹ですが、この植物は何だろ?
左棟の鬼板には鬼面。右棟の方は欠落していました。
背面に彫り物は無し。
臼田諏訪神社 や 大伴神社、茂田井諏訪神社 も胴羽目は鶴でした。よくある吉祥図柄とはいえ、ここら辺にこんなに集中しているのは何か云われでもあるのかな。
刺青師・龍元
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