令和二年六月吉日、千葉県柏市の五條谷稲荷神社に参拝しました。

御本殿を透塀で囲んだだけの作り。雨晒しです。

向拝の龍。

扉脇板の龍。

左面。

妻飾り。画題は分かりません。太平記からの何かかなぁ。

胴羽目は二十四孝から、身を挺して虎から父親を守ろうとする孝行譚「楊香」。

脇障子は「高砂の嫗」だと思います。普通は箒を持っているのですが、これは籠を持っていますね。

背面には特に大きな彫り物は無し。

右面。

妻飾りには「僧正坊に兵法を授かる牛若丸」がありました。

胴羽目はこれもまた二十四孝から、母を食べさせるために口減らしに赤ん坊を埋めようとする孝行譚「郭巨」。

脇障子は「高砂の翁」。

家に帰ってPCで確認すると、どれもイマイチの写りでした。
いつも撮影にはスマホとコンデジと一眼レフを使っているのですが、何回撮ってもどのカメラで撮っても写りがイマイチの神社があります。
多分、この神社は朝早かったので光量が足りなかったのだと思うのですが、日を改めて再訪してもダメな神社ってのもあります。何かあるのかなって思います。
こんな事書くと神社に行くのが怖くなってしまいますね。でも彫り物を目の前にすると夢中になります。
「神様にカメラを向けるなんて不敬だ」という友人もいますが、まあ、私はそこまでは思いません。もちろん、神社の人にダメだと言われればその神社では撮りません。
山車とか置物はそれほどでもないんです。やっぱり神社の彫り物には何か宿っている様な気がします。
刺青師・龍元
128(2020.06.19)
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