令和五年十月上旬 埼玉県小鹿野町の秩父大神社に参拝しました。
創建年不詳
寛政八年(1796)再建
御祭神 八意思兼命 知知夫彦命 天之御中主命
中を覗くと立派な御本殿が鎮座していました。
非常に重厚感のある向拝です。
兎ノ毛通しの鳳凰。
唐破風下には鳥がいます。花は梅でしょうか。
鳥の尾っぽを見ると 山鵲っぽい感じ。
中備は龍です。
扉には宝尽くしの彫り物がありますね。扉脇は登り下りの龍。
彩色が施された尾垂木なんかも非常に立派なので さぞかし立派な胴羽目があるだろうと期待してしまいますが。。。
残念ながら胴羽目はありませんでした。
脇障子は唐獅子牡丹。
右側脇障子。
二股大根の彫り物でも分かる様に 元々は聖天宮だった様です。
胴羽目彫刻が無いのは残念ですが 四面全てに唐破風を付け 非常に贅沢な作りとなっています。
右面唐破風懸魚は応龍。
唐破風下には波に鶴と太陽。
背面です。
懸魚は鶴。
破風入りは波に犀。
身舎の下部には 群馬県南部を中心に近隣地域でよく見かける 扇子流しがありました。
左面唐破風懸魚も応龍。
破風入りは波に兎と月でした。
この先には秩父三十三観音霊場32番札所の法性寺があるためか 2組の巡礼者らしき人達の歩く姿がみえました。
この次はその法性寺の先にある 諏訪神社です。
刺青師・龍元
105(2023.11.14)
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