令和四年三月中旬、東京都あきる野市の雨武主神社に参拝しました。
令和二年の十月にも参拝しましたが、上手く写真が撮れなかったので再訪しました。
196段有るという階段。
今回は脇道を登ってみました。
こっちの方が楽なのかと思ったら、足元が不安定なので案外大変かも。
前回撮り忘れた拝殿。
天正年間(1573~92)創建と伝えられる
嘉永二年(1849)現本殿建立
御祭神 天御中主命 他三柱
彫師 後藤三次郎橘恒俊
御本殿です。
前回は上手く撮れなかった脇障子。股の辺りに魚がいるので恵比寿さまでしょうか。まさか鯉乗り仙人の琴高ではないと思います。
妻飾りには顔があります。前回、なんじゃこりゃぁ!と呟いてしまった顔です。カメラは同じ物ですが、随分上手く撮れる様になりました、と自分を褒めてみる。
胴羽目は梅と鶴をこよなく愛する林和靖。
林逋とも言います。
中国の老師には童子が付き物。
背面です。広角レンズを入手したので、三間社の胴羽目を一枚に収める事ができました。
向かって右の胴羽目は滝を肴に酒を飲む、李白観瀑。
老師は童子が大好きです。
中央胴羽目は西王母。三千年に一度花が咲き、その実を食すると不老不死を得られるという桃で武帝をもてなした、と伝わります。
従者が持つ桃・蟠桃は人間の命であり、西王母は生命を支配する鬼神・死神の類だとする解釈も。
老婆に詩を聴かせる白楽天、またの名を白居易。能にも登場する中国の詩人ですが、検索すると中華料理店がズラッと出てきます。
前回撮り損ねた「後藤三次郎橘恒俊」の銘。
向拝虹梁中備は梅の木。珍です。
あれれ?こちらも恵比寿さんですか?ちょっと下手うまっぽいけど、後藤さんの彫り物ではないのかも。
海老虹梁なんかも変わっています。
こちらにも、なんじゃこりゃぁ。
茨城県稲敷市の大杉神社にも似た彫り物がありました。一体これは何なんでしょう。
胴羽目は、山をつん裂き黄河を通す巨霊人。
随分と耳が小さい虎です。
「いつまでも突っ立ってないで、もう行きましょうヨ‼︎」
「なんじゃこりゃぁ」と後藤三次郎橘恒俊の銘のために再訪したのですが、今回一番気に入った写真はコレです。
刺青師・龍元
051(2022.04.13)
コメント
onijiiです。
「なんじゃこりゃあ」以外にも特長的な
いい顔が多いですね。
顔の表情を見るのが楽しみになりました。
こちらは外せませんね。(笑)
見れば見るほど良いですね。白楽天の面のお婆さんも良い顔ですね。
胴羽目が5枚もあるし見所いっぱい、でも他人は居ないので飽きるまでいくらでも観てられますね。