令和四年三月中旬、東京都あきる野市の油平八幡社に参拝しました。

創建年代不詳。御祭神は誉田別命です。

拝殿を兼ねた覆屋の窓は木の格子+網入りガラス+鉄格子で鉄壁の防御。

でも、綺麗に磨いてあって、鑑賞には支障ありませんでした。

やはり、密閉されているので彫り物の保存状態は良い様です。

左側脇障子は菊慈童。菊の葉の露を飲んで不老不死になりました。帝の枕を越えてしまって流刑になったので、枕慈童とも言います。

左面胴羽目は、寺社彫刻の定番と言っても良いくらいに頻繁に見かける、黄石公と張良。

先生! お願いします‼︎

まだまだ! 5日後にまた来なさ〜い‼︎

覆屋内は綺麗に片付けられています。


向拝の龍。

右側脇障子は太公望です。



牛若丸。

僧正坊の腕に留まります。

牛若丸鞍馬山にて天狗に剣術を習う というより

天狗を揶揄っている感じ。

窓が無くて背面に胴羽目があるかどうかは分かりませんでした。

見応え十分の神社でした。
刺青師・龍元
048(2022.04.05)
コメント
onijiiです。
保存状態が良くて見ごたえがありますね。
ガラス戸の汚れは、愛好家泣かせですね。
磨いてくださってありがとうです。(笑)
アルミや樹脂のサッシの窓は安心して磨けるし、それ程汚れてない事が多いですが、木枠に昔の薄いガラスだったりすると、枠が緩んでてガタガタするし、今にも壊れそうで怖いですね。またそういう窓程、汚れも年季が入っていて落ちなかったりします。内側はどうにもならないですしね。
窓掃除するから中へ入れて欲しいです。