令和二年七月吉日、新潟県三条市の石動神社に参拝しました。
ここには石川雲蝶、円熟の56才の頃の作品があると聞いてやって来ました。
鳥居をくぐって長〜い階段を登ります
まだまだ続きます
やっとの事で二の鳥居
御由緒
延暦三年(785)勧請
明治元年(1868)拝殿消失
明治初期 現拝殿再建
御祭神 伊須流岐比古命(いするぎひこのみこと)
彫師 石川雲蝶
案内板によると、この向拝の龍は元々、右を向いていたそうです
ところが、この龍が夜になると向拝から抜け出して山の池に水を飲みに行くので、村人は怖くて眠れなかったとか。。。
その事を雲蝶に伝えたら「頭を左向きにしたらよかろう」と龍の頭をすげ替えたそうです。
案内板にもある通り、拝殿内部の欄間には素晴らしい彫り物があり、それが公開されていると聞いてやって来たのですが。。。ガーン。。。
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ダメ元で連絡してみました。「夕方なら…」というご返事を頂いたのですが、この後も行きたい所が沢山あったので諦めました。電話番号は控えたので、今度来る時には前もって連絡しよう。
気を取り直して社殿外側を確認すると、二重ガラスに守られた拝殿脇障子に素晴らしい彫り物がありました。
応神天皇を抱く神功皇后。この乳房のたわみ具合の感じは、もはや寺社彫刻の範疇を超えていると思います。
神功皇后にかしずく武内宿禰。
それにしても豊満な神功皇后です。明治女性は意外と豊満な人が多かったのか。それとも雲蝶の願望か。。。
左側脇障子は「加藤清正と高麗人」
二重ガラスなので、ガラス面に密着して写真を撮っても後ろの景色が写り込んでしまいます。
オートフォーカスだと写り込みにピントが合ってしまうので、手動でピント調整。
なかなか難しいです。
実を言うと雲蝶はリアル過ぎてあまり好みではなかったのですが、直に鑑賞するとぶっ飛びますね。これだけでも来た価値はありました。
それにしても「越後のミケランジェロ」とは酷いですね。これじゃミケランジェロの遥か下って事だし、越後なんてローカル過ぎますな。もっと世界的な評価を受けて当然の人です。
私は後藤縫乃助の方が好みですけどね。
再訪しました。
刺青師・龍元
162(2020.07.31)
コメント
onijiiです。
おお円蝶!
自分はビジュアル系の円蝶や伊八が大好物です!!
構図の大胆さや、自由奔放さ、リアルさに惹かれます!!!
千葉県長南町称念寺の伊八の「三態の龍」は非公開ですが、
幸運にも見学したことがあります。
9年の歳月をかけた大作です。国宝級の作品だと思います。
度肝を抜かれました!機会があったら、ぜひご覧ください。
雲蝶は職人というより芸術家よりですね。
称念寺は是非とも見学したいですね。非公開ですか。。。全く人目に触れさせないんじゃ、存在する意味がありませんね。多分、数年に一回は公開というか、ご開帳みたいな事をするんでしょうね。チェックリストに入れておきます。
ところで、Shin-Zさんの所で話されていた長野の本間十二社の写真を確認してみたら、屋根に鬼面がありましたので写真をアップしておきました。さすがonijiiさん良く見ていますね。
onijiiです。
写真アップありがとうございます。
自分は、まず鬼板や妻に目が向いてしまいます。(笑)
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