先日、ドイツのタトゥー雑誌 Tätowier Magazin の取材を受けました。
ドイツには行った事はありませんが、以前ドイツの週刊誌シュピーゲルの取材を受けた事があります。この時は、記者が日本留学経験があり、日本語を話して日本の事情もある程度理解していたし、何よりも政治経済を扱う一般誌なのでそれ程突っ込んだ話は無かったので良かったのですが、今回は刺青誌。しかも記者は日本の事を殆ど知らない様子だしインタビューも英語なので、日本の複雑怪奇な刺青事情を説明する事がとても難しく、果たして理解して貰えたのかどうか。
そもそもインタビューって得意じゃないんです。
6月に来たフランスの写真家の刺青写真集の撮影の時は、手彫り作業の写真メインだったので全く問題はありませんでしたが、一月の映像作家のビデオ撮影の時はインタビューが丸々カットでした。
今回は作業風景の写真は無しで、雑誌なので当然ビデオも無し。記者は数十枚の取材メモを元に1時間ほど様々な質問をぶつけて来ましたが、とっさには上手い返答も出来ずに、ありきたりな面白くない返事ばかりになってしまいました。まあ、ウソを言う訳にもいかないし、仕方ないですよね。
と、自分に言い聞かせてます。つまらないだけならまだ良いですが、変な風に伝わってしまったらと思うと、心配です。
こんな事の繰り返しです。取材自体は楽しかったんですけどね。
刺青師・龍元