告知です!東京都足立区の舎人氷川神社が公開されます!
↓12年前のYouTube
今まで 眼前にそびえ立つ金網に泣かされて来た愛好家の方々!12年に1度のこの機会を逃す手はありません!ぜひ 足を運んで 素晴らしい彫り物の数々を 直に目に焼き付けてください!
(2024.01.25)
〜以下は 過去の投稿です。
令和二年六月吉日、東京都足立区の舎人氷川神社に参拝しました。
なかなか難読ですよね。舎人と書いて「とねり」と読みます。
実は19歳の頃、すぐそばにある運送屋でトラックに乗っていた事があるので、懐かしい地域です。神社の事は知りませんでしたが。
御由緒
天治二年(1200)大宮から勧請
天保七年(1836)現社殿建立
御祭神 素戔嗚尊
ついこの間建て替えられた案内板。ひらがなを漢字にしたり、より詳しい情報を挿入したり、色々バージョンアップされています。
参拝を済ませて裏へ周ります。
金網と鉄柵が参拝者を威嚇していました。公園の中にありますから近所の子供達から御本殿を守るには仕方ありません。
諸先輩方に評判の悪いのも頷けますが、二重網になっていないのは幸いでした。宮彫り探求道の師直伝の奥義を使って。。。
御本殿左面
案内板に偽りは無く、水引虹梁、蝦虹梁、向拝柱、扉など、精緻な彫り物が所狭しと施されています。
胴羽目は「素戔嗚尊大蛇退治」
脇障子は「獅子の滝行」
御本殿背面
胴羽目は「天岩戸」
御本殿右面
蝦虹梁
胴羽目は「天孫降臨」
〜追記(2024.03.01)これは海神の娘である豊玉姫が彦火火出見命に嫁ぐために海中から顕現する場面です。一魁斎さんにご教示いただきました。追記終わり〜
脇障子は「獅子の子落とし」
他に腰羽目などにも十二支や犀など、精緻な彫り物がありました。
拝殿の屋根には鬼瓦がありました。どうやら角は取れてしまった様ですね。
素晴らしい神社でした。
令和六年二月二十八日 再訪しました。
刺青師・龍元
118(2020.06.06)
コメント
onijiiです。
素晴らしいですね!
龍や獅子の写真を見ても、凄さが伝わってきます!!
実際にこの目で鑑賞したいです!!!
ここはオススメです。ぜひ直に鑑賞してください。ただ、金網が邪魔ですね。
ここは大通り側に鳥居があって脇に車が停められそうでしたが、地図で鳥居の位置を確認してから行かないと通り過ぎてしまいますね。私は裏から行ったので、気が付かずにコインパーキング(200円)に駐車しました。万が一切符切られたらと思うとオチオチ写真も撮ってられませんからね。
舎人氷川神社の総代をしています。
この度は、当社殿を取り上げていただき、誠にありがとうございます。
この本殿の彫刻は、未だ誰の作品か明確には判明しておらず、当時y邸の納屋を借り、昼間はそこで彫刻を施し、夜はそれを神社に運び込み社殿の周りに幕を張り、ろうそくの光で組み立てていた!と言い伝わっており、内緒で創り上げたので、(今でいう闇バイト笑)一切名前が刻まれていませんが、数年前に文献らしきものが埼玉・草加市在住の方から当神社に連絡があり、それには明治の左甚五郎、高澤改乃介と記されており、今現在区の学芸員の方々が調査中です。
是非とも、名作の昇り龍を拝観してください
松本様 こんにちは
ご連絡ありがとうございます。
彫師は高澤改乃介ですか!三代石原常八の息子ですね。彫師の系譜には疎い私でも名前を知っている名工中の名工ですね。
まだ調査中との事ですが、彫刻の素晴らしさを見れば、工匠が誰であってもその価値は計り知れません。中には放置されている神社も多い中、大切に守り、受け継がれておられている事に感銘を受け、また、その御苦労をお察しいたします。
必ず参拝・拝観いたします。楽しみです。
龍元さん、お時間を割いて頂き、ご参拝頂きありがとうございました
コメント見させて頂き、さっそく天孫降臨について、区の学芸員に再調査を依頼しました!
結果が出次第、またコメントさせて頂きます!
わざわざご連絡いただきありがとうございます。
そうですね、専門の方に調べて貰った方が確かですね。
古い神社を回ると、今では忘れられてしまった様々な画題に出会う事ができます。何が彫られているのか?を考えたり探したりするのが私の楽しみです。
結果を楽しみにしています。
ありがとうございます。