令和二年四月吉日、群馬県伊勢崎市の瑳珂比神社に参拝しました。
ここは学校二つに挟まれた敷地にあるので、普段であれば休み時間などは子供達の声でとても賑やかな所なんでしょうが、時節柄ひっそりと静まり返っていました。
由緒
天文十五年(1546)勧請
元亀三年(1572)現地に遷座
享和元年(1801)現社殿造立
明治四十年(1907)近隣十一神を合祀し、社名を石剱稲荷大明神から瑳珂比神社に改めた
御祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
東向き
御本殿
御本殿には網が掛かっていました。
網にレンズを押し付けてなんとか撮影。
右面胴羽目は、鉄鉢から龍を出す術を使う「陳楠 ちんなん」。雨を降らせたりできるらしい。
背面胴羽目。これは菊があるので「菊慈童 きくじどう」でしょう。ちょっとお年を召していらっしゃる様ですが。。。
向かって左側の面の胴羽目は、、、これは「玉巵 ぎょくし」なのかなぁ。
袋にしまってあるのが一弦琴と仮定しても弾琴ではなくなってるので、「太真王夫人 たいしんおうふじん」と呼んでおく事にします。
境内社
境内には石祠がたくさんあって、その一つに画が彫ってありました。
おお、これは酒甕もあるし「櫛名田比売 くしなだひめ」では?
反対側に回ってみると、やはり酒甕と龍が彫ってあります。
なら、背面には「素戔嗚命 すさのおのみこと」だろう!と思いましたが、裏面はツルツル。取り外す事は出来ないと思うので、最初から無いのでしょう。主人公がいないなんて。。。
後で調べたらこれは天王宮で素戔嗚命を祀ってあるらしいです。
いろいろあるもんだなぁ。
刺青師・龍元
084(2020.04.28)
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