古代サンスクリット・梵字が書かれた [瑳珂比弁天宮 さかいべんてんぐう] 群馬県

瑳珂比弁天宮正面扉 群馬県

彫師歴二十余年。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本伝統刺青・和彫りとは古来より連綿と日本に伝わる生きた芸術です。伝統を受け継ぎ、研鑽し、さらに発展させて後世に伝えていく事を目標にしています。古来伝統の手法である手彫りの刺青に興味を持っていただければ幸いです。

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令和二年四月吉日、群馬県伊勢崎市の瑳珂比弁天宮に参拝しました。

瑳珂比弁天宮鳥居

水の神様の弁天様によくある様に、ここも池に浮かぶ小島に建てられていました。橋が架けられていて、以前は島に渡れた様ですが、今は橋の入り口が閉ざされています。

瑳珂比弁天宮

正面扉には、神社では珍しい事に梵字が書かれていました。梵字というのはインドの古代サンスクリット語で、三蔵法師が天竺から中国に持ち帰った経典に使われていた文字ですね。日本には仏教と共に伝わり、現在はもっぱら密教系のお寺でのみ使われています。調べると上の大きいのが弁財天、下左が毘沙門天、右が大黒天。

瑳珂比弁天宮正面扉

因みに、室町時代に天台宗の開祖・最澄が三面大黒天の像を祀ったという伝承があり、↓は葛飾北斎画の三面大黒天。刺青でも人気の絵柄です。

三面大黒天

でも、ここの弁天宮の梵字は弁天が主尊で毘沙門天・大黒天が脇侍。う〜ん、色々あるもんなのかなぁ。ネットで調べてもちゃんとした物は出てこないから、もうちょっと調査が必要かも。

左面の胴羽目は「狐」。

狐

背面胴羽目は???です。弊の様な物を持っているので、神職の方の話でしょうか。

背面胴羽目

右面も「狐」。

狐

なぜ、狐に梅なんだろうと思いましたが、三面で「松竹梅」になっているんですね。

雨ざらしなので、大分劣化が進んでしまっていました。

刺青師・龍元

085(2020.04.29)

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