北を向いてる [北向神社] 埼玉県

二十四孝 楊香 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年四月吉日、埼玉県美里町の北向神社に参拝しました。その名の通り北向きの神社です。

北向神社鳥居

車を停める場所がなかったので、裏の畑で農作業をしているオジさんに断って畑の脇に駐車。

由緒

創建不詳
御祭神
素戔嗚命(すさのおのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)

案内書き

御本殿

覆屋には緑色のネットが掛けられていましたが、ネットにレンズを密着させるとネットはほぼ見えなくなります。

北向神社御本殿覆屋

覆屋の中には彫り物てんこ盛りの御本殿が鎮座していました。地紋彫りも凄い。

北向神社御本殿

向かって右面胴羽目は、私を食べてお父さんを助けてと天に願う「楊香ようこう」。

二十四孝 楊香

脇障子は、帝に位を譲ると言われて耳が穢れたから、と耳を洗う「許由きょゆう」。でも、少し嬉しそうですね。

許由

背面胴羽目は、旱ばつの時、小野小町が和歌を詠んで雨を降らせたという伝説に取材した「雨乞い小町」。通小町や卒塔婆小町など、小野小町を題材にした七つの謡曲、七小町の一つで、浮世絵にも多数描かれていますね。

雨乞い小町

反対側の脇障子。牛に水を飲ませようと川にやって来たが、許由が耳を洗った水を牛に飲ませる訳にはいかない、と帰って行く「巣父そうほ」。後頭部に哀愁が漂っています。

巣父

左面胴羽目。玉巵ぎょくしが弾く一弦琴の音色に龍が聴き惚れる、という構図の「玉巵弾琴」。

玉巵弾琴 

背面だけ日本図柄でした。私としては日本図柄が好きです。

刺青師・龍元

073(2020.04.23)

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