最近は暑いし 近場は行き尽くしたし という事で最近はネタがあまりありません。
なので 過去に参拝した神社を画題ごとにまとめてみる事にしました。
民の竈(たみのかまど)
善政を敷いたと言われる仁徳天皇。新古今和歌集に収められた「高き家に登りて見れば煙立つ 民の竈は賑ひにけり 」という歌を題材にした彫刻です。
仁徳天皇は即位後 高殿から国を見渡して 民の竈かまどから炊事の煙が上がっていない事に気が付きます。

「民が貧しくて煮炊きができないのだ」察した天皇は 3年間 税を免除しました。

天皇自身も 着る物食べる物を倹約して 宮殿の屋根の葺き替えも行いませんでした。

すると 民は豊かになり 再び竈から煙が立ち上るようになりました。

天皇は「高き屋に のぼりて見れば 煙立つ 民の竈は 賑わひにけり」と歌を詠んだと伝わります。

現代の為政者も ぜひ見習って頂きたい。
構図
煙の立ち昇る民家と 高台に登り 国見をする貴人で判断できます。

中には さいたま市岩槻区の冨士浅間神社の様に 税を免除する前の 民家から煙が立ち昇っていない時点の描写である事もある様です。

因みに「5世紀の近畿地方に かまどは普及していなかった」とか「実際には仁徳天皇の伝承を基に藤原良経が詠んだ」という説もある様ですね。
まあ 伝説ですから。
刺青師・龍元
(2026.08.29)

コメント